この報道に違和感しかない…トヨタ新型クラウンエステート/レクサスGX550が2024年10月以降に延期…更にヤリスクロス等3車種が8月も生産停止と「報道」される

2024年10月”以降”ということは、まだまだずれ込む恐れもありそうだ

トヨタの新世代クラウンシリーズの最終シリーズであり、第四弾となる新型クラウンエステート(Toyota New Crown Estate)。

当初このモデルは、2024年3月に発表・発売予定でしたが、その後5月以降へとズレ込み、そして7月24日に仮決定するも、型式指定における不正問題の影響を受け「発売時期未定」で延期となりました。

そして今回、新たな情報として「2024年10月以降」に延期と報道されていますが、10月”以降”ということであれば、「2024年10月に発売される可能性」もあれば「2024年11月にズレ込む」可能性も十分に考えられるため、結局のところまだ曖昧な状況が続いているということになります。


「発売時期未定」に比べたら、具体的な日程が出ただけで印象は大きく異なるが…

今回の報道を受け、「発売時期未定」とされていたクラウンエステートですが、「2024年10月以降」と少し具体的な日程が明らかになっただけでも”僅かながらに光が見えた”と捉える方が良さそう。

「発売時期未定」ともなれば、「2025年以降に延期となるかもしれない」と捉えられても不思議ではないですし、そもそも発売できるかもわからない状況ですから、最悪の場合「発売自体中止」という可能性もあったわけですからね…

ちなみにこの動きは、レクサスの大型SUVでお馴染みとなるフルモデルチェンジ版・新型GX550でも同様で、当初このモデルをベースにした初回抽選限定100台のみとなるOVERTRAIL+も、本来であれば2024年6月に生産・出荷・納車が進んでいたはずなのですが、それが「発売時期未定」の延期となりました。

ただ、今回のクラウンエステートの発売延期の報道に絡めて、GX550 OVERTRAIL+も「2024年10月以降」にズレ込むとのことから、こちらある程度明確な日程が出ただけ良かったのかもしれませんね。

レクサスLBXのハイパフォーマンス版は延期にならなそうだ

なお参考までに、レクサスLBXのハイパフォーマンス版も「発売時期が延期になるのでは?」と噂されましたが、こちらは2024年7月18日にグレード別価格帯が判明し、同年8月に発売予定となっているため、型式指定における延期の可能性は低そうです。

ヤリスクロスなどの3車種が「2024年8月も生産停止」

そしてこちらも衝撃的なニュースなのが、型式指定における不正問題で、生産・登録・出荷・販売停止となった主力モデルのヤリスクロス(New Yaris Cross)/カローラフィールダー(Corolla Fielder)/カローラアクシオ(Corolla Axio)の3車種が、2024年8月も生産停止となることが明らかになりました。

これは、国土交通省の立ち入り調査が未だ続いている関係で生産ができないとのことですが、2024年7月5日の時点では、他の車種での新たな不正は確認されなかったものの、国交省としても厳正に対処する必要があるとして、ズルズルと生産停止が先延ばしになっている模様。

とはいえ、ここまで停止が長引くと、ヤリスクロスなどの納車を待ちわびているユーザーが黙っておらず、不正行為が報道される直前に納車が明らかになっていた方は、既に数か月程度の納期遅れになっているわけですし、そろそろ我慢の限界に来ている恐れが高そう。

2ページ目:そもそも今回の「発売延期」や「生産停止延期」が、トヨタ公式ではなくメディア/マスコミ発信なのも違和感がある?