この報道に違和感しかない…トヨタ新型クラウンエステート/レクサスGX550が2024年10月以降に延期…更にヤリスクロス等3車種が8月も生産停止と「報道」される
(続き)トヨタの生産・販売停止に振り回される納車待ちのユーザー
引き続き、トヨタ・ヤリスクロスなどの生産停止延期について見ていきましょう。
今回の生産停止延期ですが、事の発端はライズHEV(RAIZE)/ダイハツ・ロッキーHEV(Daihatsu New Rocky HEV)の大規模不正問題から始まり、本モデルの生産・出荷・登録・販売停止により、これらの代替案としてメーカーサイドからヤリスクロスがピックアップされました。
しかしながら、ライズHEV/ロッキーHEVからのヤリスクロスに注文移り替えながらも、今回の不正で更に延期を宣告された方からすると悲惨の連続。
このまま車が納車されず…しかし頭金は入金しているのに連絡は何も無し…
ともなれば、ユーザーからすればメーカー/ディーラー不信に陥っても不思議ではないですし、そもそも国土交通省もズルズルと引っ張れば引っ張るほど「ユーザーに迷惑をかけている」ことを認識しなければならないところ。
つまり、早急に回答を出さなければ、ユーザーサイドはメーカーだけでなく国交省に対しても不信感を持つことまで考えていないのかもしれません(要は国交省からすれば他人事として思っていない)。
そもそも今回の「発売延期」や「生産停止延期」も、メーカー公式ではなくメディア/マスコミ発信なのも違和感
そして今回のクラウンエステート/レクサスGX550の発売延期と、ヤリスクロス等3車種の生産停止延期の報道で、改めて私自身も違和感に思うのは、どうしてトヨタ/レクサスの公式プレスリリースから発表せず、わざわざ読売新聞やテレ朝ニュースといった「他メディア/媒体」のニュースを通して発表するのか?ということ。
まだ百歩譲って公式サイトから延期のリリースをするのであれば理解はできるものの、わざわざ印象操作に走るかもしれないメディア・マスコミを使って「延期することが分かった」と遠回りに周知させることに何のメリットがあるのか。
ユーザー側からすれば「そんな大事なことを、発売・納車を待ちわびるユーザーに最初に報告することが当たり前なのに、それよりもメディア/マスコミに先に伝えることの方が大事なのか」「そんなに情報を売ることが大事なのか」と捉える方も少なくないはず。
ただでさえ「延期」が明らかになるだけでも、トヨタ/レクサスが叩かれるデリケートな情報なのに、そこにメディア・マスコミといった「火に油を注ぐ」ような行為を”世界のトヨタ”がわざわざやることなのか?と疑問に思う所ですし、その点も含めて改めてメーカーからユーザー側に納得のいく説明をする必要があるのでは?と思う所です。
1ページ目:クラウンエステートやレクサスGX550が、「発売時期未定」から具体的な日程が出ただけ安心感は違う?