【さようなら】三菱ミラージュが生産終了へ…日本では2023年に販売終了済。マツダのコネクティッドサービスが「サブスク月額10ドル」となりユーザーが不満

日本では既に販売終了済だが、アメリカでも遂に販売・生産終了へ

三菱のコンパクトモデルとなるミラージュ(Mitsubishi Mirage)。

車両本体価格がどんどん上がっていくモデルが多い中、20,000ドル以下で購入できる珍しい個体ではありますが、遂にアメリカ市場向けのミラージュも生産・販売終了することが明らかとなりました。

既に日本向けの販売が終了しているミラージュですが、アメリカ向けは2024年末に生産が終了し、2025年には新規での受注が不可能、そして在庫として残っている車両を全て捌き切るには2025年夏頃までかかると言われています。


ハッチバックとセダン両方ともに、2024年末で正式に生産終了へ

こちらが今回、生産終了が決定したアメリカ市場向けミラージュ。

三菱のイベントおよびコミュニケーション担当シニアディレクターであるジェレミー・バーンズ氏はCarBuzzに対して、「北米市場ではミラージュは生産終了となり、2025年モデルは発売されません」とコメント。

これは、2023年1月に日本市場向けの生産終了を発表したことに続くもので、ミラージュハッチバックとミラージュG4セダンの両方が生産中止となりました。

これにより、アメリカでは20,000ドル以下の価格の車両は日産ヴァーサ(16,680ドル~)の1車種のみとなりますが、ヴァーサも生産・販売終了となる場合、アメリカにて20,000ドル以下で販売される車両は完全になくなるとのこと。

ミラージュというモデルは、手ごろな価格帯で予算を抑えたい人にとっては魅力的な車であり、セダンの価格は17,995ドル~(日本円換算で約261万円)、ハッチバックはもう少し安価な16,695ドル~(日本円換算で約242万円)で、アメリカの高校・大学の新卒者にとっては素晴らしい選択肢の一台ともいわれていたそうです。

昨今はSUVモデルの需要が高まっているものの、必ずしもSUVだけが選択肢の一つではなく、単に小さい車を選ぶだけで、車とガソリンの費用を節約できるといった魅力があるのも一つ。

もちろん、ファミリーカーとしても活用できますし、毎日の通勤で活用することも可能ですから、何気にミラージュのポテンシャルって高かったりするんですよね。

なおミラージュについてジェレミー・バーンズ氏は、「我々の市場向けの生産は2024年後半に終了する予定で、ディーラーの在庫は2025年の夏まで十分にあると予想している」と語っているものの、これはあくまでも推定値なので、場合によっては更に早く売り切れることも考えられます。

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