これはヤバイ…フォードは約76.5万台/マツダは約8.3万台を対象にエアバッグ関連のリコールで「運転禁止命令」!更にトヨタがほぼ全車種&ヒョンデ新型ソナタに累計7万台近くの大量リコール
(続き)北米トヨタの「全てのモデル」にリコール!その内容は?
続いて、北米トヨタの既存ラインナップモデルとなる全23車種全て・累計33,848台に大量リコール。
不具合内容としては、機械的な問題やソフトウェアの不具合ではなく、一部の車両に「誤った重量定格を示すステッカー」が貼られていることが判明。
米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)によると、2024年7月23日に発表されたリコールで名前が挙げられた企業は、アメリカ・テキサス州に拠点を置くガルフ・ステイツ・トヨタ社が対象となり、同社はトヨタ車と付属品の販売業者であり、これがリコールの理由となっているそうです。
具体的に見ていくと、ディーラーオプションなどのアクセサリーが追加されると、その場合の最大積載量も変更する必要があるものの、この企業では変更後のラベルを貼付しなかったそうです。
引き続き届け出内容を見ていくと、2024年6月下旬の検査において、更新されたラベルに誤った統計値が記載された車両が見つかったとのことで、どうやら「プログラミングエラーにより、システムが複数のアクセサリー部品の重量を誤って使用していた」ことが判明。
対象モデルには、フラッグシップSUVのセコイアからカローラシリーズまで、2023年モデル~2024年モデル全てが対象となり、ガルフ・ステイツ・トヨタのウェブサイトには、顧客としてルイジアナ州やミシシッピ州、テキサス州、アーカンソー州、オクラホマ州の150を超えるディーラー拠点が記載されています。
改善措置としては、数値が修正されたラベルを貼付し直すだけで良いとのことで、作業時間自体は一瞬で完了するとのことです。
新型ソナタにブレーキ関連の不具合で約4万台にリコール
最後は、韓国の自動車メーカーでお馴染みとなるヒョンデの主力モデル・新型ソナタ(Hyundai New Sonata)の1車種・計38,331台に大量リコール。
不具合内容としては、ブレーキランプのソフトウェア不具合により「点滅し、正しく点灯しない」とのこと。
報告書によると、48km/h以上の速度で急ブレーキをかけるとライトが点滅するとのことで、これは点滅するブレーキライトが義務付けられている海外市場向けのソフトウェアが車に搭載されていたことが原因なのだそう。
これは「製造時のソフトウェア選択」の誤りによるものとされていて、アメリカでは「ブレーキランプが点滅」する仕様は採用していないようです。
ブレーキランプが点滅している方が全く点灯していないよりはマシだとは思うものの、アメリカ政府は「点灯したままでない点灯状態は、後続車を混乱させる恐れがあり、衝突や負傷のリスクが増す」と説明。
対象モデルについては、先述の通り、2024年モデル・ソナタの1車種・計38,331台が対象となり、ディーラーにて対策プログラムに書き換えるだけの作業になるとのことです。
1ページ目:フォードが約76.5万台、マツダが約8.3万台を対象にタカタ製エアバッグの不具合で「運転禁止命令」?!
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Reference:motor1.com①、②, CARSCOOPS