実はそこまでコンパクトじゃない?ホンダ新型WR-Vが納車されて5か月が経過!他に所有するフリードや日産セレナ(C28)などの使い勝手と比較してみる
WR-Vは走りや見た目は十分評価しているものの、やはり気になるところもいくつかある
2024年4月に私に納車されて5か月が経過した、ホンダ新型WR-V Z+グレード[2WD]。
ホンダのエントリー&BセグメントSUVでありながら、価格帯も約210万円からスタートするお手軽モデルではあるものの、ガソリンモデルのみの設定であることや、前輪駆動[2WD]のみの設定であること、電動パーキングブレーキ[EPB]&オートブレーキホールド[ABH]の設定が無く、手引き式のハンドブレーキを採用するなど、購入する層が限定されるモデルでもあります。
私も本モデルを購入した目的としては、ホンダのエントリーモデルでありながらも、果たしてその価格帯に見合ったモデルなのか、BセグメントSUVでありながらも、実際のところ使い勝手は良いのか、この点を評価したかったという想いがあります
サイズ面を考えると、普段使いするにはちょっとハードルが高い?
まずはWR-Vのサイズ面に関して。
これは購入する前から分かっていたことではあるものの、本モデルのBセグメントのコンパクトSUVと称されていますが、ボディサイズは全長4,325mm×全幅1,790mm×全高1,650mmと、決してコンパクトと言い切れるサイズ感ではありません。
もちろん、日本の道路事情にはマッチしているサイズ感だとは思いますが、いわゆる5ナンバーサイズのコンパクトカーなどと比較すると決してコンパクトとはいえない車幅感だと思っています。
決して比較するものではないと思うのですが、世間一般的にコンパクトと言われているエントリーミニバンの新型フリード(New FREED)の場合だと、私が所有しているのは3ナンバーサイズのCROSSTARではありますが、ボディサイズは全長4,310mm×全幅1,720mm×全高1,780mm。
先程のWR-Vに比べると、全長は15mm短く、全幅は70mmも小さいため、特に大型ショッピングセンターの立体駐車場や地下駐車場などでは、取り回しがし易くて駐車もし易いのは圧倒的にフリードなんですね。
こちらも決して比較対象にしてはいけないと思いますが、私が他に所有するミドルサイズミニバンの日産・新型セレナ e-POWER ルキシオン(Nissan New Serena e-POWER LUXION, C28)の場合だと、ボディサイズは全長4,765mm×全幅1,715mm×全高1,885mmと大きめ。
全長はWR-Vに比べて+450mm長いものの、全幅はフリードCROSSTARよりも-5mm小さく、WR-Vとも比べると更に75mm小さいため、長さにさえ慣れてしまえば、感覚的にはフリードとあまり変わらないんですね。
WR-Vのボディサイズは、競合モデルよりも大きいので変に目立ってしまう
そう考えると、WR-Vの全幅って思った以上に大きく、競合モデルで2024年10月16日に発売予定のスズキ新型フロンクス(Suzuki New Fronx)は、ボディサイズが全長3,995mm×全幅1,765mm×全高1,550mmとコンパクトに思えてきます。
改めて、WR-Vの競合モデルとボディサイズを比較してみると以下の通り。
◇ホンダWR-V:全長4,325mm×全幅1,790mm×全高1,650mm
◇スズキ・フロンクス:全長3,995mm×全幅1,765mm×全高1,550mm
◇トヨタ・ヤリスクロス:全長4,180mm×全幅1,765mm×全高1,580mm
要はWR-Vの全幅1,790mmという車幅感は、小さくもなければ大きすぎない微妙なラインのサイズ感なので、これに慣れるのはちょっと時間がかかるところであり「そこまで無理して全幅大き目の車に乗るぐらいなら、全幅が小さくて小回りの利く他の車に乗った方が良いかな…」という考えになってしまい、現に私はそういった理由で中々積極的に乗れていないんですね。