【価格は日本円で約577万円から】アメリカで一足早く発表された(2025年)マイナーチェンジ版・トヨタ新型GRカローラのグレード別価格帯が判明
まさか日本市場向けが発表される以前に、アメリカ向けのグレード別価格帯が判明するとは…
2024年8月1日、突如としたアメリカ市場向けとなるマイナーチェンジ版・トヨタ新型GRカローラ(Toyota New GR Corolla)が発表されましたが、発表から約50日経過したタイミングでグレード別価格帯があきらかとなりました。
今回の進化型GRカローラでは、フロントバンパー形状の刷新に加え、GRヤリス(New GR Yaris)と同じ6速MTと8速DATを追加ラインナップしました。
どういった改良が行われたのか、おさらいも兼ねてグレード別価格帯をチェックしていきましょう。
フロントバンパー変更による冷却性能と空力性能の進化
まずは、改良・変更内容のおさらいですが、フロントバンパーデザインの変更による冷却性能と空力性能の進化について見ていきましょう。
今回の進化型GRカローラにて、新しく採用される8速AT・GR-DAT搭載車に対しては、エンジン始動時の暖気促進も兼ねる水冷式ATFウォーマー&クーラーに加え、空冷式ATFクーラーを標準装備。
またスポーツ走行を考慮して、エンジン冷却を強化するためにサブラジエーターを設定しているのもポイント。
更に、空冷式ATFクーラー前のロアグリルに冷却用の開口を設定することで、フロントバンパー側面のサイドダクトに空気の排出用の開口を設けることで冷却用の空気をスムーズに排出できる構造を採用しています。
この他、バンパーコーナー部へ安定的に小さな乱気流を発生させる小さな段差を設定することで、バンパーコーナー部からの空気の剥離を抑制し、冷却性能強化のため必要な各機構を追加しつつ、操縦安定性を確保しているとのこと。
旋回性能の進化
続いて改良ポイントとしては、「更なる野性味の追求」とのことで、旋回性能を進化させていること。
具体的には、フロント・リアショックアブソーバーにリバウンド側で作動するスプリングを内蔵することで、旋回時の車両姿勢と内輪の接地荷重特性を改善することにより、旋回中の車両安定性を向上。
そして、リアアクスルの回転中心であるトレーリングアーム取付点を上げることで、加速時のリアの沈み込みを低減しているのもポイント。
アクセル操作に対する車両姿勢変化を抑えることにより、駆動力の応答性を向上させるとともに、安定した姿勢でのコーナーリングを実現していますが、この点は実際に試乗して体感してみたいところですね。