マツダがCX-60のリコール4連発に続き、今度は「3件」ものサービスキャンペーンを届け出!おそらく対象台数は3万台超え、累計届け出は20件に迫る
前回のリコール4連発に続き、今回のサービスキャンペーンもプログラム修正で完了するようだ
前回のブログにて、マツダの新世代CXシリーズ&ラージサイズ商品群の第一弾として発表・発売された新型CX-60に、累計4件ものリコールが届け出され、その対象台数は約3.5万台であることが明らかとなりました。
そして今回、新たに本モデルを対象としたサービスキャンペーンが3件届け出され、これで事前の噂通りとなる「累計7件」のリコールや改善対策、サービスキャンペーンが届け出されたことになります。
なお、マツダはCX-60を対象に過去10件ものリコール等を届け出しているため、今回の7件分を足し合わせる計17件となり、もうすぐ20件に到達する見込みとなっています。
そもそもリコール/改善対策/サービスキャンペーンの違いは?
具体的な不具合内容などをチェックする前に、そもそもリコールや改善対策、サービスキャンペーンの違いが何なのか?をおさらいしていきましょう。
基本的に改善措置の重要度としては、「リコール>改善対策>サービスキャンペーン」で、リコールは火災は始動不可、保安基準不適合などが該当するため、対象車両全てが無償にて修理もしくは、対策品に無償交換されます。
[リコール]
自動車が国の定める「道路運送車両の保安基準」に適合しない状態、または、適合しなくなるおそれがある状態で、原因が設計または製造過程にある場合に、その旨を国土交通省へ届け出て、ご使用のお客様にご連絡して無料で修理させていただくもの。
[改善対策]
自動車が国の定める「道路運送車両の保安基準」に不適合状態ではないが、安全上または公害防止上放置できない状態、または、放置できないと判断される状態で、原因が設計または製造過程にある場合に、その旨を国土交通省へ届け出て、ご使用のお客様にご連絡して無料で修理させていただくもの。
[サービスキャンペーン]
リコールまたは改善対策に該当しないもので、商品性の改善のために、国土交通省に通知し、お客様の自動車を点検、もしくは修理させていただくもの。
via:Mazda
不具合内容3件全てをチェックしていこう
早速、マツダが国土交通省に届け出したサービスキャンペーンの中身3件分を全てチェックしていきましょう。
[不具合➀]
プラグインハイブリッド車の電力変換装置(インバータ)において、モータコイル温度センサの故障診断条件が不適切なため、始動時に実行する故障診断が走行中に実行し、故障として誤判定することがある。
そのため、エンジン警告灯およびEVシステム異常警告灯が点灯し、フェイルセーフが作動してモータの運転が停止するおそれがある。
[不具合②]
プラグインハイブリッド車の電気駆動制御コンピュータとエンジン制御コンピュータにおいて、トルク異常を検知する故障診断条件が不適切なため、始動直後のRレンジからDレンジへのシフト操作や大きく踏み込んだアクセルを戻すなどの操作を行った場合のトルク変動を、異常として誤判定することがある。
そのため、エンジン警告灯が点灯し、フェイルセーフが作動してモータとエンジンの運転が停止するおそれがあり、またはエンジン出力制限により加速不良となるおそれがある。
[不具合③]
7インチマルチスピードメータ仕様車のボディ・コントロール・モジュールにおいて、メータ表示を制御するプログラムが不適切なため、プッシュボタンスタートをオンした際、警告表示信号をメータに送信することがある。
そのため、メータのオープニング動作が途中で停止すると共に、一瞬マスター警告灯が点灯するおそれがある。
以上の通りとなります。