遂に恐れてたことが…トヨタGR86/スバルBRZのエンジンブローで集団訴訟に発展!SNSやYouTubeで拡散・批判されることでメーカーがルールを変えた事例も

GR86/BRZのエンジンブロー問題は、以前より何かと騒がしくしている

過去これまで、トヨタ現行GR86やスバル現行BRZのエンジンブローに関する報告が取り上げられてきましたが、あまりにも不具合の報告が多いためか、遂にアメリカでは集団訴訟にまで発展している模様。

この訴訟は、2021年に中古で購入した2019年式のGR86が故障したことから発展。

オーナーである原告のローラ・ヤング氏を始め、複数のオーナーがアメリカ・ニュージャージー州連邦地方裁判所に提起されましたが、どうやら現行GR86だけでなく、先代の排気量2.0L 水平対向4気筒自然吸気エンジンを搭載する86/BRZも度重なる不具合で故障しているそうです。


訴状内容を見る限り、保証の範囲を過ぎたところで故障しているようだが…

訴状によると、エンジンは走行距離64,000マイル(約10.3万km)で故障し、これはメーカーの5年/60,000マイルの保証期間を4,000マイル超えたものであり、ヤング氏は自腹で交換しなければならなくなったというもの。
※上の画像はイメージです

2023年4月にエンジンが動かなくなり、ヤング氏はGR86を自動車修理工場(トヨタ正規ディーラーとは明記されていない)に牽引してもらったそうですが、この訴状内容だけを見ると、「保証期間もしくは保証の走行距離を超えているため、メーカー保証が受けられないのは仕方ない」と考えてしまうところ。

なお、自動車修理工場から報告のあったエンジンのコンディションについて見ていくと…

エンジンを専門家が徹底的に分解した結果、エンジンの故障はオイル不足、油膜の喪失、過度の摩耗によるものであることが判明しました。

現在、ヤング氏の車両は依然として使用不能であり、被告らは欠陥のあるエンジンを欠陥のないエンジンに交換していません。

とのことで、そもそもメンテナンス性はどうだったのだろうか?といった疑問も。

しかしながら、水平対向(ボクサー)エンジン故障の原因として「オイル不足」を挙げる報告は、インターネット上の多くの投稿例でも見られるもので、一般的な見解は、オイルパンガスケットのシーラントがオイルに入り込み、チューブを塞いでエンジンの残りの部分にオイルが供給されなくなるというもの。

ヤング氏「トヨタとスバルはエンジンの欠陥を認識していたが、それらを隠していた」と主張

この問題は、工場で間違ったシーラントが多量に塗布され、使用中に余分なシーラントが加熱されて柔らかくなり、オイルパンに直接流れ落ちることから生じたとのこと。

訴訟では、トヨタとスバルが従来のガスケットの代わりに常温加硫(RTV)シリコンを使用していたと主張されており、トヨタとスバルはこの問題とエンジンの欠陥を認識していたが「購入者から隠す」ことを選んだと主張しているようです。

2ページ目:GR86/BRZのエンジンブロー問題は、特にサーキット走行時に起きているイメージだが、今回の問題はどうなっている?

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