ホンダ新型フリードとトヨタ現行シエンタを両方所有するオーナーが比較!荷室やシートアレンジはフリードは?同じように見える両車の違いや注意すべき点は?
新型フリードを普段使いしていると、改めてシエンタとの違いが多く見られる
2024年6月に私に納車されて4か月以上が経過した、ホンダのフルモデルチェンジ版・新型フリード e:HEV クロスター (Honda New FREED e:HEV CROSSTAR, GT6)・3列6人乗り[2WD]。
走行距離も7,000kmを突破し、常々コンパクトミニバンの使い勝手の良さに感動しています。
以前、競合モデルのトヨタ現行シエンタ (Toyota New Sienta)HEV Z・2列5人乗り[2WD]を所有していたこともあり、後席スライドドアを採用するコンパクトモデルは自分の生活において必要不可欠だと思っていましたが、一方でフリードとシエンタで「ここが違うな…」と思う部分もあるんですね。
今回は、実際に両車を所有・普段使いしてみて感じたポイントをいくつか見ていきたいと思います。
荷物の積載性やシートアレンジの幅広さはフリードの方が上
まずは、フリードの荷物の積載性とシートアレンジの幅広さについて。
私が所有しているのは、2列目キャプテンシート&1列目から3列目までウォースルーが可能な3列6人乗りなのに対し、シエンタは2列5人乗りだったので、乗員数や使い勝手という面では比較すべき項目ではないのですが、荷室の積載性の高さにおいては「3列目を跳ね上げ or 前方に倒すのみ」「2列目シートを前方にスライド」することで、荷室容量を調整することが可能。
おまけに、3列目シートを前方に倒すだけにすることで、荷物を沢山載せられることはもちろん、2列目キャプテンシートをリクライニングできるのも大きな強み。
これが2列シートだと、元々リクライニングできる角度も制限されているため、シートアレンジが少ないことからフリードの使い勝手の良さには常々感動しています。
フリードとシエンタではスタッドレスタイヤホイールを共有できない
続いては、新型フリードのスタッドレスタイヤについて。
そろそろ時期的にもノーマルタイヤからスタッドレスタイヤへの交換が必要になってきましたが、シエンタからフリードに乗り換えると必ず出てくる問題がスタッドレスタイヤ用ホイールの規格の違い。
これは事前にしっかりと調べていなかった私に問題があったから気付けたことなのですが、フリードとシエンタのタイヤサイズは全く同じなのですが、問題なのはホイールの規格。
いわゆるねじピッチを指すPCD値が、フリードとシエンタで異なり、両車の規格は以下の通り。
[ホンダ・フリードの純正タイヤホイールサイズ]
ホイールサイズ:15インチ×6J PCD114.3mm インセット50mm
ナット締結数:5穴
タイヤサイズ:185/65R 15インチ
[トヨタ・シエンタの純正タイヤホイールサイズ]
ホイールサイズ:15インチ×5.5J PCD100mm インセット40mm
ナット締結数:5穴
タイヤサイズ:185/65R 15インチ
以上の通り、ホイール幅やねじピッチ、更にはインセット幅までも異なるため、必ずしも「シエンタとフリードのタイヤサイズが同じだから、スタッドレスタイヤもそのまま流用できる」というわけではないので注意してください。
私は既にフリード用のスタッドレスタイヤホイールを購入済みで、近日中にスタッドレスタイヤに交換する予定なので何とか間に合ったのですが、ギリギリまで「流用できるもの」だと考えて、いざ近くの販売店やカーショップにスタッドレスタイヤに持ち込んで脱着作業を依頼して → ホイールが装着できないといった問題が発生した場合が最悪なので、事前に「本当にフリードに装着できるのか?」しっかりとホイール規格などは確認、もしくは最寄りの販売店などに相談しておいたほうが良いと思います。