量産仕様が発表されてから3年以上が経過したアストンマーティン新型ヴァルハラがようやく発売へ!世界限定999台のみ、日本人オーナーには約20台納車予定
(続き)アストンマーティン新型ヴァルハラの内外装や仕様などをチェック
引き続き、アストンマーティン新型ヴァルハラについてチェックしていきましょう。
ヴァルハラの足回りやパフォーマンスにも注目
足回りや各種パーツ類においても注目していくと、サスペンションやブレーキ、ステアリング、アクティブ・エアロダイナミクス、パワートレインなどの主要車両コンポーネントは、インテグレーテッド・ビークル・ダイナミクス・コントロール(IVC)システムによって最適化され、主要パラメータの微調整が可能に。
またIVCにより、フロント・リアアクスルの間に物理的な接続がないため、それらの相互通信が可能になっているのも注目ポイントです。
本モデルのプラットフォームについても見ていくと、アストンマーティンのフォーミュラ1 (F1)専門知識を生かしたカーボンファイバー製モノコックをベースに構築されていて、アルミニウム・サブフレームがタブの前後に取り付けられています。
フロントには、インボード・スプリングとダンパーを備えたトリックプッシュロッド・サスペンションが装備され、リアには特注のビルシュタイン製DTXアダプティブダンパーを装備。
ブレーキ関連には、フロント410mm/リア290mmのユニットを備えたカーボンセラミックディスクをインストールしています。
レーシングカーからヒントを得た豪華なインテリア
インテリアはこんな感じ。
レーシングカーからヒントを得たというコックピットでは、ヴァルキリー同様に足元が高く、腰からかかとまでの低い着座位置を実現し、一体型カーボンファイバーシートが標準装備。
フラットトップとフラットボトムのカーボンファイバー製ステアリングホイールが採用され、大型のデジタルゲージクラスターやワイドなインフォテインメントスクリーンもインストールされ、特にメーターデザインはサーキット仕様に合わせた、まるでゲームのような世界観となっていますね。
他の既存のアストンマーティンモデルと同様、ヴァルハラを購入した人には、「Q by Aston Martin」部門を通じて「無限の特注とカスタマイズの可能性」が提供されるとのことなので、シートカラーや素材はもちろんのこと、オーナメントパネルの素材などもオーナーの好みに合わせることが可能です(なかにはボディカラー代だけで1,000万円を超える方も)。
繰り返しにはなりますが、ヴァルハラは世界限定999台のみ販売されることが決定し、日本には約20台が納車される予定ですが、具体的な価格帯までは不明となっています。
アストンマーティン関連記事
Reference:CARSCOOPS