遂に来るぞ!マツダ特別仕様車NDロードスター 35周年記念車が2024年12月18日に見積もり解禁!しかも発表はクリスマスの12月25日に決定

当初の計画から延期されていたNDロードスターの特別仕様車だが、ようやく具体的なスケジュールが判明

2024年10月19日、静岡県は富士スピードウェイにて開催されたマツダファンフェスタ2024にて、ロードスター(MX-5 Miata)生誕35周年を記念する特別仕様車「35th Anniversary Edition」が世界初公開されました。

このモデルについては、ソフトトップ(幌)タイプのNDロードスターと、ハードトップタイプのロードスターRFをベースにした特別仕様車になるとのことで、ボディカラーもラージサイズ商品群専用のアーティザンレッドプレミアムメタリックの1色のみの設定となります。

価格帯に関しても、マツダ開発主査である斎藤茂樹 氏によれば「ソフトトップが300万円台後半」「ハードトップのRFが400万円台前半」になることも明確になっています。

そんな35周年を記念する特別仕様車ですが、ようやく発表までの具体的なスケジュールが明らかになりました。


見積もり解禁は2024年12月18日(水)から

早速、私がいつもお世話になっているマツダディーラーにて取材させていただいたところ、特別仕様車NDロードスター 35th Anniversary Editionのスケジュールは以下の通り。

価格配信&見積もり解禁日・・・2024年12月18日(水)

メーカー発表日(プレスリリース)・・・2024年12月25日(水)

以上の通りとなります。

本モデルについては、国内メディアVAGUEもざっくりとした概要を掲載していて、「なんとか無事に2024年のうちに受注開始へとこぎ着けられそうです」といった曖昧な表現でまとめていますが、おそらくメディア向けに具体的には発表・発売時期や商品概要が配信されていると思われ、プレスリリースの内容を掲載する準備が進められているのではないかと予想されます。

オーストラリア法人では既に公式画像が公開され、限定50台のみの販売が決定

そんな特別仕様車35th Anniversary Editionですが、実は2024年12月5日にオーストラリア市場向けが公式発表されており、同国では限定50台のみの販売となります。

一方で日本市場向けは、台数限定販売ではなく期間限定販売になるとのことで、大量の受注&長納期化した場合は、生産期限などを鑑みつつ予告なく受注を停止する可能性があるそうです。

ちなみにオーストラリア市場では、2025年1月より受注受付けを開始するそうで、優先度的には日本の方が高いことがわかりますね。

オーストラリア向けも日本向けと概ね同じ仕様に

改めてオーストラリア市場向けの特別仕様車を見ていくと、日本向け同様にボディカラーはアーティザンレッドプレミアムメタリックのみがラインナップ。

そしてソフトトップモデルに関しては、幌がブラックからベージュに変更され、足もとには17インチの専用アルミホイール、30周年記念バッジを標準装備します。

内装に関しては、オーストラリア向けだと本来はハードトップのRFのみに設定されているタンカラーのナッパレザーシートを35周年記念モデルに設定し、ヘッドレスト部分には35周年記念エンブレムの刺繍付、足もとにはベージュカーペット、そして35周年記念のアクセント付きとなるフロアマットも装備されます。

オーストラリア向けは右ハンドル仕様になるため、こうして画像で見るだけでも日本市場向けと同じレイアウトなのでイメージがしやすいですね。

画像でもお分かりの通り、ヘッドレストサイドにはBOSE製プレミアムサラウンドスピーカーが搭載されることを意味する”BOSE”バッジも貼付。

DSC-Trackも搭載されて安全性を向上

フロアマットのデザインはこんな感じ。

しっかりと「35th Anniversary」のロゴ付きバッジが貼付されていますね。

この他の装備内容としては、トラック重視のGT RSグレードに限定装備されているDSC-Track安定制御モードも搭載されるのも注目トピックス。

DSCは「Dynamic Stability Control」の略称で、エンジントルクを絞らない横滑り防止装置。

一般的なDSCは、タイヤが滑りそうになったらエンジンを絞ることで、安全方向にタイヤの滑りを制御していく装置となるわけですが、DSC-TRACKの場合は、トラクションコントロールとスタビリティコントロールの頻度を減らし、トラック走行中に車両が通常よりも多くドリフトできるようにします。

そのため、車両はドライバーが制御できない危険なスピンが発生した場合にのみ介入する仕組みになっているため、安全性をより高めているとのことですが、限界性能を引き出せない公道では中々見ることのできない機能かもしれません。

2ページ目:オーストラリア市場向けNDロードスターのグレード別主要装備や価格帯は?