ベルギーマツダが「日本の伝統」をモチーフにしたワンオフモデル・NDロードスターRF ”歌舞伎タウン”を発表!何と塗装時間は「合計510時間」

最近のマツダ・ベルギー法人は、NDロードスターに対する熱量が凄い

2024年9月、マツダのベルギーディーラーであるマツダ・サンミッシェルとジゼルレーシングが、同店限定24台のみとなる特別仕様車NDロードスター ”Geshi(夏至)”を発表したことをお伝えしました。

そして今回、また新たにマツダ・サンミッシェルとジゼルレーシングの共同開発により、ワンオフモデルとなるNDロードスター”歌舞伎タウン (Kabuki Town)”が世界初公開されました。

このモデルは、メキシコ人アーティストによって特別且つ複雑なカラーに塗装されたNDロードスターRFで、日本のポップカルチャーと伝統からインスピレーションを得たユニークなモデルとなっています。


大怪獣「ゴジラ」や爆発シーン、そして歌舞伎の要素をミックスしたカオスなワンオフモデル

こちらが今回、マツダのベルビーディーラーであるマツダ・サンミッシェルとジゼルレーシングによって共同開発されたNDロードスターRF・歌舞伎タウン。

モデルベースとなっているハードトップルーフのNDロードスターRFですが、ボディカラーは元々ホワイトだったものをキャンバスにし、世界に一台しか存在しないカラフルでユニークなカラーに仕上げられています。

そして背景には、日本の映画でも注目されている大怪獣「ゴジラ」を背景にしつつ、過激な見た目に仕上げられていますね。

全てハンドメイドによって仕上げられたカラーのため、世界に一台しか存在しないワンオフカラー

何とも奇妙なグラフィティ風アートカーに仕上げられた歌舞伎タウンですが、このデザインに仕上げたのは、メキシコのデザインアーティストであるエリック・ロペスがデザインベースを考案し、ベルギーアーティストであるボリス・サンドロンが、実際にボディ表面へとペイントしていきました。

このカラーリングのテーマとしては、先程もお伝えした通り「日本のポップカルチャーと、古代の伝統からのインスピレーションを得た特別カラー」だそうで、全く同じカラーの個体が2台も存在しない上に、ワンオフモデルでありながらも将来的に競売に出品する予定となっています。

このボディカラーに仕上げるのにかかった時間は「510時間」

ちなみにこの複雑且つ奇妙なボディカラーですが、オリジナルの絵を作成するのに300時間かかり、更にNDロードスターへと適用するのに100時間、そして最終的なボディへの塗装には100時間かかっているため、この時点で合計500時間もの工数がかかっています。

その後、ボディを滑らかにするためのサンディングに5時間、ニス塗りに更に5時間かかっているため、最終的には累計510時間(約21.3日)かかっての超大作になっています。

なお画像では確認が難しいのですがNDロードスターのフロントボンネットにはゴジラがデザインされ、脱線した地下鉄の電車も描くことで強烈なインパクトを与えているとのこと。

更にボディサイドには日本の竜(ドラゴン)が描かれ、星やカラフルな要素がいくつも描かれたデザインに仕上げられています。

2ページ目:ワンオフモデルとなるNDロードスターRF ”歌舞伎タウン”が競売に出品?!最低入札額は?