【悲報】トヨタ・カローラフィールダー/アクシオが2025年秋に生産・販売終了へ。カローラスポーツは2.0L HEVのみ、カローラクロスも2025年5月に遂にマイナーチェンジ
トヨタを支えてきたカローラシリーズも2025年に大きな転換期を迎える
トヨタの主力モデルであり、高い販売台数を維持しているカローラブランド。
一般社団法人・日本自動車販売協会連合会が公開している、2024年11月分の新車販売・登録台数ランキングにおいては、1位のヤリスシリーズ(18,808台)に続き、2位の16,193台を記録しています。
そんなカローラシリーズのなかでも、商用モデルとして高い支持を得ているカローラフィールダー (Toyota Corolla Fielder)/カローラアクシオ (Corolla Axio)が生産終了となることが判明。
更に、若者を中心に人気を集めるカローラスポーツ (Corolla Sport)はハイブリッドモデルに集約さら、カローラクロス (Corolla Cross)は遂にフロントフェイスを変えるマイナーチェンジが実施される予定です。
早速、各モデルの今後について見ていきましょう。
13年半のロングセラーモデルとなるフィールダー/アクシオが2025年秋に生産終了へ
まずは個人的に一番驚きだったのが、トヨタの商用モデルでお馴染みとなるカローラアクシオ/カローラフィールダーの生産終了について。
国内自動車情報誌マガジンXさんの報道によると、3代目として2012年にデビューして約13年が経過するであろう2025年秋頃に、セダンタイプのアクシオとステーションワゴンのフィールダーが生産終了し、更に2025年初め頃には新規での受注を終了するとのこと。
ちなみにこのモデル、既に2024年12月時点で納期は半年~7か月ほどと、トヨタのラインナップモデルではトップクラスの長納期となっているわけですが、まさか仕事車として支えてきた両車が生産・販売終了するとは…
2022年にはフロンヘッドライト意匠を変更するほどの化粧直しが行われたため、まだまだ現行モデルを延命するのではないか?と予想していましたが、昨今の型式指定における不正問題や、法規制対応によるコストバランスなど、様々な理由が重なったことで終売にせざるを得なくなったのでは?と推測。
何れにしても、カローラブランド及び商用モデルでここまで長らくヒットを続けてきたのは素晴らしいことだと思いますし、2024年12月下旬時点では、まだ新規での受注を受け付けているとのことなので、もしかすると年明け早々に受注ストップとなる恐れも出てくるかもしれませんね。
カローラスポーツはまさかの2.0Lハイブリッド(HEV)のみに
続いては、カローラシリーズの中でも若者を中心に売れているカローラスポーツについて見ていきましょう。
2025年2月で現行モデルの受注停止予定となっているカローラスポーツですが、現在のラインナップである排気量2.0L 直列4気筒ダイナミックフォースエンジンを搭載するガソリンモデルと、排気量1.8L 直列4気筒自然吸気エンジン+デュアルモーターを組み合わせたハイブリッド(HEV)モデルが、2025年モデルより見直しされることが判明。
具体的には、現在の2.0Lガソリンモデルが廃止となり、更に1.8Lハイブリッドモデルのパワートレインが排気量2.0L 直列4気筒エンジン+デュアルモーターのハイブリッド(HEV)に見直され、実質的にハイブリッド(HEV)モデル一択のみになってしまうとのこと。
これもまた意外と言いますか…トヨタは今後ハイブリッド(HEV)やプラグインハイブリッド(PHEV)、そしてピュアEVのラインナップを積極的に展開していく姿勢を見せていますが、まさかガソリンモデルを徐々に廃止し、ハイブリッドモデル主体のラインナップを固めていく姿勢を見せていくとは…
2.0L HEVはプリウスやレクサスUX300hでも採用済み
ちなみに、2.0L HEVを採用するトヨタモデルは、今回のカローラスポーツを含めてプリウス 2.0L HEVとレクサスUX300hの2車種になるわけですが、おそらく燃費性能も20km/L台後半になると思いますし、パワーやトルク含めて不満に感じていた方からすると、魅力的な一台になりそうですね(その分価格アップは避けられないと思いますが…)。
なお、2.0L HEVを搭載する改良型カローラスポーツは、2025年5月に発表・発売を予定しているそうです。