昨今のホンダの新型車を見て思う。やっぱりZR-Vは走りも乗り味も装備面も全てにおいて完成度・満足度の高い「コスパ最強の車」だったんだな

2024-12-27

(続き)ホンダ新型ZR-Vが改めてコスパ最強の車だと思う理由は？

引き続き、ホンダ新型ZR-Vがコスパ最強の車だと思う理由について考えていきましょう。

ZR-Vは装備面でも充実している

続いては、ZR-Vの装備面についても見ていきましょう。

私が所有していたZR-V e：HEV Z[4WD]は、当時だと四輪駆動モデル専用としてフロントシートヒーターだけでなく、後席シートヒーターも標準装備されていました。

更に、ホンダとしては少々珍しいステアリングヒーターが備わっているのですが、実はホンダのフラッグシップセダンとなるアコード e：HEVではステアリングヒーターが備わっていないんですね。

車格は違えど、フラッグシップモデルのアコードが快適装備で劣るという構図も珍しいですし、何よりもZR-Vとアコードとの質感に大きな違いが感じられないのも意外なところだと思います。

そう考えると、先程の駆動方式や走りの安定感、剛性の高さ、そして快適装備の高さを考えるとZR-Vはコストパフォーマンスの高いモデルなんだろうなぁと改めて考えさせられますし、リセールなどを考えずにまたC～ＤセグメントSUVを購入するとしたら、私は何の躊躇もなくZR-Vを購入していると思います。

一部では「ZR-Vはリセールの悪い車」と揶揄されているが

リセール面に関しては、過去の売却記事でも公開した通り、SUVの中では可もなく不可もなく。

一部SNSでは「ZR-Vのリセールは悪い」と言われていますが、それはおそらくトヨタの主力SUV(ハリアー／RAV4／カローラクロス)などと比較しての話だと思われますが、あくまでもホンダZR-V単体で見たときのリセールは「悪くない」と考えています。

ただ個人的な考えを言わせていただくとなると、ZR-Vは短期で乗り換える車ではなく、長期的に乗ってこそ、その良さがジワジワと分かってくる車だと思っていて、特に乗り始めのときと走行距離が10,000km近くに到達してからの乗り味にも変化が出てくるので(乗り始めよりも明らかに馴染みとマイルド感が増していて好み)、「この車は噛めば噛むほど味の出る車なんだな」と実感したんですね。

だからこそ、所有期間を初回車検の半分となる1年半縛りにしてしまったことは今でも後悔していますし、またどこかのタイミングでご縁があれば、しっかりと長期保有してインプレッションしていきたいと思っています。

1ページ目：ZR-Vはパワトレと駆動方式の組合せも素晴らしく、剛性力の高さも高評価？