雨の日の運転でもこんなに快適だとは…トヨタ新型アルファードが納車されて11か月が経過。ワイパーの動きや車線維持の精度などもチェック

(続き)トヨタ新型アルファードが納車されて11か月経過してのインプレッション

引き続き、トヨタ新型アルファードが納車されて11か月経過してのインプレッションをまとめていきましょう。

夜間&雨の日でもドライビングサポートの精度は高め

続いては、アルファードでの夜間&雨の日の予防安全装備・運転支援の精度について。

特に高速道路において、夜間&大雨の日だと肉眼で白線を読み取ることが難しいこともありますが、そういったときでも白線を認識するレーントレーシングアシスト[LTA]/車線維持支援機能では明確に白線を認識していて、その情報のおかげで車線の中央を走行できることもあるんですね。

ウェットな路面とドライな路面で加速フィールが異なるのも凄いな…

レーダークルーズコントロールも同様で、大雨による路面の変化と転がり抵抗を考えてなのか、明らかにドライな路面での速度制御に比べて、ウェット且つ水たまりの多い路面だと加速フィールが緩やかですし、設定速度に僅かなマージン(-1km/h)を持たせて定速走行することもあるんですね。

レーダークルーズでの設定値に向けた加速においては、天候によって加速フィールが異なるのはトヨタ/レクサスだけで、その他のホンダや日産、三菱では違いを感じることができず、どれも同じ速度感だったことを考えると、トヨタ/レクサスは最もドライバー視点にフォーカスを当てた制御が行われているのかもしれませんね(私の単なる勘違いなのかもしれませんが…)。


ブレーキフィールはHEVモデルに比べると心許ない

続いては、アルファードのブレーキフィールについて。

これはあくまでもアルファード HEVのブレーキフィールと比較しての内容となりますが、やはりガソリンモデルだと回生ブレーキが無い分、ブレーキペダルを踏み始めてからのブレーキの初動は少な目。

一方でアルファード HEVの場合は、私が過去に所有していたプリウス 2.0L HEVやシエンタ HEVのように、踏み始めてから制動力が働くような絶妙なタッチこそが、人馬一体感をもたらしてくれるため、HEVに乗り慣れている方からするとガソリンモデルのアルファードは心許ない印象を持つかもしれません(あくまでも私自身の感想でしかありませんが…)。

ただ、これが直近で運転したホンダ・ステップワゴン・スパーダ (Honda STEPWGN SPADA)やWR-Vといったガソリンモデルに比べると、ブレーキペダルを踏み始めてからの初動の早さはアルファードの方が上。

そもそもメーカーによってブレーキフィールが異なるだけでなく、ミニバンというカテゴリーで考えると全く意味合いは変わって来るのではないかと思いますが、そう考えるとアルファード・ガソリンは広義の目で見ても「ブレーキが効く方」に分類されるのかもしれません。

1ページ目:アルファードが納車されてからトラブルや不具合は?

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