フルモデルチェンジ版・スズキ新型アルトはこうなる?「現行から100kgの軽量化を目指す」とのことだが、安全性などを考慮すると不安な点も多い?
2025年のスズキも様々な新型車のデビューに期待したい
2025年も様々な新車・新型車が発表・発売予定となっているスズキ。
2025年1月10日~12日に開催される東京オートサロン2025では、以下の車両が出展される予定ですが、サプライズで5ドアタイプの新型ジムニーノマド (Suzuki New Jimny Nomade)の出展にも期待したいところです。
出展車両➀:フロンクス SEA BASS NIGHT GAME」
出展車両②:新型ワゴンRスマイル EUROPEAN ANTIQUE
出展車両③:スイフトスポーツ ZC33S Final Edition
出展車両④:ビッグマイナーチェンジ版・新型ソリオ/ソリオバンディット
ただ2024年12月25日には、スズキの代表取締会長でもあった鈴木修 氏が94歳でこの世を去り、自動車業界にも激震が走るほどのニュースでした。
こうしたなか、スズキの代表的なモデルともいえるアルトが、いよいよ2025年にフルモデルチェンジ版として新しく発売される?との噂が浮上しています。
これがフルモデルチェンジ版・新型アルト?
こちらが今回、国内カーメディア・APOLLO NEWS SERVICEさんより公開された次期アルトのイメージレンダリング。
本レンダリングは、スズキ公式ではなくAPOLLO NEWS SERVICEさんのオリジナル作品となるため、必ずしもこのデザインで本当に登場するとも限らないので注意してください。
上のレンダリング画像を見ていくと、ボディスタイルは現行アルトと大きく違いはないものの、ヘッドライト意匠が独特で丸目基調なところがレトロな印象を与え、それよりも内側には水平基調のハイビームヘッドライト、更にその直下には豆球タイプのフロントウィンカーが設けられています。
ちなみにこちらが、2021年12月に9代目としてフルモデルチェンジを果たした現行アルト。
本モデルがデビューして3年が経過するため、モデルサイクル的には、フルモデルチェンジよりもマイナーチェンジもしくは一部改良程度の変更に留まると予想。
改めて今回公開されている次期アルトのレンダリングを見ていくと、おそらくプラットフォームはHEARTECT(ハーテクト)を継続して採用すると思われますが、個人的に気になるのはパワートレインと車体重量。
2024年7月、スズキは「10年先を見据えた技術戦略」において、代表である鈴木俊宏 社長が「次期アルトは現行型から100kgの軽量化を目指している。不要なスイッチや、内装の樹脂パーツを省いてでも実現したい」と大胆な目標を発表しました。
軽量化によるパフォーマンス向上は期待したいが、一方で安全性能に不安も
これはつまり、1988年~1994年に登場した3代目アルトに匹敵する車体重量を目指すことを意味するわけですが、現行10代目で680kgと十分な軽量ボディであるのに対し、ここから更に100kg軽量化の580kgをどのようにして実現していくのか気になる所(ちなみに初代は更に35kg軽い545kgを実現している)。
もちろん、軽量化によるパフォーマンス向上なども期待したいところですが、一方で安全性能や衝突性能など、ドライバーや乗員といった身の安全にもプラスに転じる設計となっているのかも気になりますし、ある意味で全く先が読めないところがスズキのユニークなところなのかも。