【価格は驚きの約1,423万円から!】ソニーホンダモビリティが新型AFEELA1 (アフィーラ・ワン)の量産モデルを発表!雰囲気的にはトヨタ・クラウンセダン風?
遂にAFEELA1の量産仕様が発表!日本でも販売予定
2025年1月7日、アメリカにて開催されているCES2025にて、ソニーホンダモビリティの記念すべき「アフィーラ (AFEELA)」ブランドの量産モデルとなる新型アフィーラ・ワン (AFEELA1)を発表しました。
本モデルは、2024年1月に開催されたCES2024にてプロトタイプモデルとして発表され、今回ちょうど1年経過したタイミングで量産仕様を発表する共に、具体的なグレードと価格帯、そして日本での納車時期についても明らかにしています。
ちなみにAFEELA1は、アメリカ・オハイオ州にある最先端工場にて生産される予定で、アメリカ・カリフォルニア州では2025年内に正式発売を計画、そして2026年中旬頃より本格的な納車が開始される予定です。
AFEELA1のエクステリアは、近年のトレンドデザインを取り込んでいる模様
こちらが今回、正式に発表された量産仕様の新型AFEELA1のエクステリア。
ボディスタイルとしては4ドアセダン(っという名のファストバック)スタイルで、フロントエンドにはトヨタ・クラウンセダン (Toyota New Crown Sedan)を彷彿とさせるセンター直結式の一文字LEDデイライト、そして単眼LEDヘッドライトを搭載。
フロントノーズのブラックガーニッシュは、近年の新型車にて見られるデザイン言語の一つだと思われますが、直近だとフェラーリ12チリンドリ (Ferrari 12 Cilindri)やF80でも採用されています。
ちなみにフロントノーズには、アフィーラブランドの専用ロゴだけでなく、”Have a Nice Day!”といった言語を表示させることも可能だそうで、必ずしもエンブレムだけに留めない先進性はユニークなところ。
なおAFEELA1について、ソニーホンダモビリティは、運転負荷軽減と安心・安全な移動体験を提供する先進運転支援システム(ADAS)およびモビリティとのコミュニケーションを可能にする対話型パーソナルエージェントを搭載する先進的なモデルであることをアピール。
インテリアもミニマリストな内容で、物理スイッチを極力排除
そして車内においては、多彩なアプリやエンターテイメントコンテンツを楽しめる独自のサウンドシステムとディスプレイが搭載され、それぞれのシートに応じて最適に配置された楽しい空間を提供するとのこと。
画像を拝見する限りでは、運転席からセンターインパネ、そして助手席側に渡って巨大な液晶ディスプレイが搭載されており、ステアリングホイールもメーターの視認性を考慮してヨーク型ステアリングを採用していますが、物理スイッチはほとんどなく、静電容量タッチもしくはタッチパネルでの操作が主だと予想されます。
日本では未だ採用されていないヨーク型ステアリング技術ですが、レクサス新型RZやトヨタbZ4Xでは発表されているものの、未だ量産仕様として適用されていないため、もしかするとAFEELA1が日本初導入モデルになるかもしれませんね。
AFEELA1の注目技術をいくつかチェックしていこう
なお車両としてのダイナミクス性能においては、ドライバーとの一体感を追求して設計されており、軽快かつ安定感のある操縦性を実現し、上質な乗り心地を乗る人すべてに提供するとのこと。
なおこの他の技術においては、ソニーホンダモビリティの公式プレスリリースにて、以下の通りまとめられています。
■運転負荷軽減と安心・安全な移動体験を提供するADAS「AFEELA Intelligent Drive」
SHM独自のADASであるAFEELA Intelligent Driveは、AFEELA1に搭載されている40のセンサー(カメラ、LiDAR、レーダー、超音波センサー)が周囲をセンシングして収集するデータと、最大800TOPSの計算能力を持つ電子制御ユニット(ECU)を駆使し、AI技術によりPerception(認識)、Prediction(予測)、Planning(行動計画)の各工程で高度な運転支援を提供。
出発地点から目的地点での駐車まで、エンド・ツー・エンドの経路でドライバーの運転負荷を軽減します。また、AFEELA 1が常時モニタリングしている周辺環境および運転状況は、Unreal Engineによりビジュアル化されたADASビューやマップとしてディスプレイに表示され、ドライバーに安心・安全な移動体験を提供
■対話型パーソナルエージェント「AFEELA Personal Agent」
AFEELA 1の室内において、ドライバーは、AFEELA Personal Agentとの自然な対話を通じて様々な車載機能を音声でコントロールできるだけではなく、エージェントとの会話を楽しんだり、行動計画の提案を受けたりすることも可能。
ドライバーにパーソナライズされたエージェントからの能動的なコミュニケーションが、移動時間と室内空間に快適さとエンタテイメントをもたらす。
■エンターテインメント体験に最適化された室内空間
AFEELA 1の室内は、「Mobility as a Creative Entertainment Space」をコンセプトに設計。
乗る人それぞれのシートに最適化された独自のサウンドシステムとディスプレイで、エンタテインメントパートナーの提供する多彩なアプリやコンテンツを楽しむことが可能。
ソニー・ホンダモビリティ独自のノイズキャンセリング技術・知見を融合させた圧倒的な静粛性と最適に配置されたスピーカーとソニーの立体音響技術(360 Spatial Sound Technologies)を駆使して没入感のある音場で高品質なオーディオ体験を提供。
なお、SHMは、社外のクリエイターやデベロッパーとの共創により、走行・車両データを活用したモビリティならではのエンタテインメント創出にも取り組んでいる。
■人とモビリティとの一体感を追求したダイナミクス性能
人とモビリティの一体感を細部にまで追求し、ドライバーの思い通りにクルマが動く軽快で安定性のある操縦性など、洗練されたAFEELA 1ならではのダイナミクス性能を実現。
ロボティクス研究に基づく姿勢制御を応用してモーター、ブレーキ、サスペンションを統合的に制御し、様々な路面環境でも最適な乗り心地と軽やかなハンドリングを提供する3Dモーションマネジメントシステムや、車内エンタテインメントに集中できる遮音・制振性能を搭載し、乗る人すべてに上質な体験を提供します。
細部にまで調和のとれた普遍性を追求したデザイン
デザインは、乗る人の心地よさを最優先に考え、車室を包み込む「オーバル」をコンセプトに、インテリアおよびエクステリアの細部にまで調和のとれた普遍性を追求。
インテリアは、最上の移動空間を追求した洗練された空間づくりを、エクステリアは、装飾的な線や誇張された面の抑揚を徹底的に削ぎ落とした滑らかで、硬質感と緊張感のあるサーフェスを特徴。
また、インテリアにおいては、乗る人が触れる箇所に、原料の一部に植物由来原料や再生材を使用する高品質な機能性素材を採用しています(インテリア表面積ベースで約70%採用)。
ボディ鋼板やこれまで難しかったシャシーの一部にも再生材を使用。
via:SHM