ホンダ現行シビックタイプR (FL5)のステアリングギアボックスに関するリコール→外注依頼などで最低1週間はかかる?FL5のFinal Editionについて考えてみる
忘れかけていたステアリングギアボックスのリコールまであと少し
2024年10月、ホンダ現行シビックタイプR (Honda New Civic Type R, FL5)/シビックシリーズ (New Civic, FL1/FL4)とZR-Vを対象に、ステアリングギアボックスに不具合があるとして大規模なリコールが届け出されたことをお伝えしました。
不具合内容としては、電動パワーステアリングギヤボックスにおいて、ギヤ同士の噛み合わせ荷重設定が不適切なため、噛み合い部に塗布したグリースが押し出され、摺動抵抗が増加することがあるとのこと。
そのため、ステアリングを操作するときの操作力が増大するおそれがあるとしてリコールを届け出ているわけですが、シビックタイプR (FL5)の場合は工程が多いために、2025年1月末より順次行っていくことが明らかになっていました。
私のFL5もそろそろ納車後12か月法定点検を迎える予定
2024年2月に私に納車されて、もうすぐ1年が経過しようとしているFL5ですが、それと同時に法定12か月点検を受けるタイミングでもあるため、先程のステアリングギアボックスに関するリコールも併せてお願いすることに。
なお、点検を受けるタイミングに関してはまだ決定しておらず、その理由が「メーカーより支給される対策品のスプリングの入荷時期が不明」だから。
リコールの一部は外注に依頼するところも
おまけに、今回のリコールはリプロなどのように瞬時に対応できるものではなく、特に四輪アライメントの場合は、外注にて依頼しなければならないそうで、少なからず1台のリコール作業が完了するのに1週間~2週間はかかるかもしれないそうです。
FL5に関しては、全体の97,543台のうち13,360台と約14%を占める割合になるため、FL5が多く納車されている販売店に関しては、もしかすると2025年夏以降も対応が難しい場合も考えられるそうです。
なお、2024年9月中旬以降に生産されているFL5や、直近で生産されているZR-V/シビック(FL1/FL4)に関しては、既に対策品のパーツを装着した状態で出荷されているのでリコールの対象にはならないのでご安心ください、とのこと。
もちろん、MY26モデルとして発表されたスタンダードなFL5に加えて、僅か3,000台しか生産されないと噂の特別仕様車Racing Black Packageにおいても、対策品に交換した上での生産・出荷・納車になるので、こちらも特に心配する必要はないそうです(ホンダディーラー談より)。
2ページ目:シビックタイプR (FL5)をベースにした最後の特別仕様車Final Edition/Limited Editionについて考えてみる