オーナーの身に何が?フォルクスワーゲン・ゴルフが空港の有料駐車場で「1年間」も放置→駐車料金は3,000万円超えに…盗難車の恐れも?
有料駐車場で「1年間も放置」されるということは、オーナーの身に何かあった恐れもある
空港を利用する際、その空港に向かうまでに車で移動し、空港利用者専用の有料駐車場が存在しますが、今回その空港にて「1年間」も停めっぱなしで放置されている車両が大きな話題となっています。
これは、ドイツ・ベルリン空港の正面玄関外にある有料駐車場にて起きた出来事で、何と1年間一度も動かされていないフォルクスワーゲン・ゴルフ (Volkswagen Golf)が停められているそうです。
そしてこの車両の1年間の駐車料金が「とんでもない金額」になっていることも大きな話題となっています。
1年間放置されているゴルフTDIはこうなっている
こちらが、ドイツ・ベルリン空港の正面玄関外に停められている第5世代のゴルフTDI。
ボディカラーはシルバー系で、リアワイパーには謎の布切れのようなものが確認でき、後輪タイヤの空気も少々抜けているようにも見えます。
こちらのフォルクスワーゲン・ゴルフTDIですが、ナンバープレートはハノーバー/ハノーファーで、足もとには社外製のアルミホイール、さらにはウインチまで付いていることからアウトドア用として活用されていた可能性が高そう。
車内の画像は公開されていないものの、まるで誰かが急いで立ち去ったかのようで、食べ物の残りカスなどが散乱しており、食品のパッケージの切れ端や半分空になった水のペットボトルなどが確認できたそうですが、単純に空港利用客が飛行機に乗り遅れないために急いでいたのかは不明。
1年間利用しての駐車料金は3,000万円超え
こちらは、グーグルストリートビューにて確認可能なベルリン空港の駐車場。
この駐車場は、最初の10分間は無料なのですが、それ以降は1時間ごとに23ユーロ(日本円に換算して3,600円)かかり、1日あたり552ユーロ(日本円に換算して8.6万円)の料金がかかります。
これを365日で換算すると200,000ユーロ(日本円に換算して3,129万円)を超え、まったく法外な駐車料金になってしまいます。
単純な計算ではありますが、中古車市場でのゴルフの推定価格の66倍以上になり、ランボルギーニやフェラーリ、マクラーレンのエントリーモデルが購入できる金額でもあるため、一刻も早くゴルフTDIのドライバーに伝えなければならない案件でもあります。
地元警察は本件について関与せず
この状況については、地元メディアも大きく注目を集めている一方、当局は依然として困惑している様子。
地元メディアであるベルリン・ツァイトゥング紙によると、この駐車場を管理するAPCOAドイツ社は状況を把握しており、すでに当局に連絡していて、しかし所有者を追跡できた者がいないことから、もしかするとオーナーの身に何か問題が起きた恐れも高そう。
一方で地元警察は、「厳密には警察の管轄外」として、「事件性の恐れがあるにも関わらず、地元警察は一切関心を示していない」とドイツ新聞のビルトは伝えています。