オーナーの身に何が?フォルクスワーゲン・ゴルフが空港の有料駐車場で「1年間」も放置→駐車料金は3,000万円超えに…盗難車の恐れも?
(続き)ベルリン空港の駐車場にて起きた、何とも奇妙な放置車両は盗難車の恐れも?
それにしても…何とも奇妙な出来事ですね。
オーナーの身に何か危害が及ぶような出来事があったかもしれないですし、一方でフォルクスワーゲン・ゴルフTDIとは全く無関係の人物が盗み、そのまま逃走用として活用していた可能性も考えられそう。
空港の駐車場に車が放置されるケースは多いですが、その多くは長期的に駐車場に放置され、最終的には国内の競売にかけられることがほとんど。
このゴルフに関しては、APCOAは天文学的な駐車料金を徴収できるかどうかは「債務者が特定でき、必要な資金力があるかどうかにかかっている」と述べています。
そして、ゴルフTDIが1年以上も放置されているにも関わらず、誰も警告を発していないのも不思議に思う所。
っというのも、交通量が多く目立つ場所(空港の入り口のすぐ外)に駐車するのは、厳密には「放置」車両とはみなされない可能性も考えられるそうで、あまりにも自然に馴染んでいることから、空港で働くスタッフも全く違和感は無かったのかもしれませんね。
今回海外メディアも大きく取り上げているため、今後はレッカー移動されるか、違反切符を切られるか、少なくとも責任者の判断によって下されることになると思いますが、物珍しそうに見物客が集い、周りに迷惑をかける恐れがあることを考えると早期的に引き揚げた方が良いかもしれません。
公共施設や空港の屋内駐車場だからといって、自動車関連のトラブルが起きないとは限らない
なお空港での出来事といえば、2023年夏頃、アメリカ・サンフランシスコ空港の利用者専用駐車場にて、世界限定350台のみ(日本は僅か30台)販売されたホンダNSXタイプSのタイヤホイールが盗まれるという、とんでもない事件が起きていたことを覚えていますでしょうか。
車体には保護カバーがかけられ、外部からだとどのような車種が停められているかわからないようにするためにカモフラージュしていたわけですが、反対に保護カバーを掛けたことで目立ってしまい、窃盗団が希少なNSXタイプSの前輪を盗んで逃走。
被害者でもあるオーナーは、空港を利用するために丸一日専用駐車場に停めていたので、公共施設の屋内駐車場ということで完全に安心していたのだと思いますが、駐車場に戻ってきたときには悲惨な姿になっていて、驚きを隠せなかったのだそう。
ちなみに、NSXタイプSのタイヤホイールは専用設計になっているため、1本あたりの費用は8,000ドル~10,000ドル(日本円に換算して約120万円~約151万円)と言われています。
1ページ目:空港の駐車場に1年間も放置されていた車両の駐車料金が30,000,000円超え?!