一部改良版・レクサス新型RXでは、なぜRX350 F SPORTが最も売れているのか理由を考えてみる。2025年2月7日時点での最新工場出荷目途もチェック

新型RXはガソリンターボのRX350 F SPORTが最も人気のようだ

いよいよ2025年2月27日に発表・発売予定となっている、レクサスの一部改良版・新型RX。

前回のブログにて、本モデルの改良・変更内容に加えて、グレード別価格帯なども紹介しました。

総じて商品力が高くなる新型RXですが、どうやらガソリンターボのRX350 F SPORTが最も売れ筋となっているようです。

なぜ他のグレードではなく、RX350 F SPORTが最も人気なのか考えていきましょう。


やはりRX350 F SPORTはかなり人気のようだ

まずは、一部改良版・新型RXの受注状況について。

これはあくまでも私がお世話になっているレクサスディーラーでの情報になりますが、改良型RXの初回振り分け枠は以下の通り。

RX350:10台

RX350h:6台

RX450h+:5台

RX500h F SPORT:7台

何気に一番振り分け台数が多いのは、排気量2.4L 直列4気筒ターボエンジンを搭載するガソリンモデルのRX350。

更にその中で、最も受注を多く獲得しているのがRX350 F SPORTだそうで、各ラインナップモデルの中で最も安価であることや、F SPORTグレードを唯一設定しているグレードであることも大きく影響しているのかもしれません。

ちなみに、今回の一部改良型では、グレード構成の変更・追加や特別仕様車の追加はなく、フルモデルチェンジ後からの変化は無し。

NXでの失敗を学んでなのか、日本では最も売れ筋となるであろうRX350hだとversion Lの一択ですし、プラグインハイブリッド(PHEV)のRX450h+もversion Lの一択。

一方でRX500hは、最上級グレードということもあってF SPORT Performanceの一択となり、車両本体価格も903万円(税込み)と高額なので、中々に手が出しづらいことから、価格帯やデザイン性、そしてリセール面などのバランスを考慮してもRX350 F SPORTが最適解なのかもしれませんね。

RX350には設定されず、ハイブリッド×四輪駆動[4WD]に標準装備されるDRS

ちなみに、今回の一部改良ではRX500h F SPORT Performanceに標準装備される後輪操舵[DRS]が、RX350h[4WD]とRX450h+[4WD]のみに標準装備されるのは大きなメリット。

雪道での走破性の高さに加えて、大きな車体でありながらも従来の四輪駆動に比べて小回りが利きやすいというメリットがあるため(最小回転半径5.9m → 5.5)、この点がRX350 F SPORTに設定されない唯一の魅力ポイントだと思いますが、それでもF SPORTのデザイン性の高さを求めるユーザーも多いのかもしれません(現行RXやNXも圧倒的にF SPORTが多い気がする)。

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