ごめんBYD舐めてたわ…新型シールとドルフィンの内外装デザインが良すぎて日本車メーカー危うい?なおBYDスタッフさんの質もかなり高めだった件
フォルクスワーゲンやアルピーヌに続き、今度は全くの初となるBYDをインプレッション!
2025年2月22日~23日に岡山コンベックスにて開催の岡山輸入車ショウ2025。
前回は、アルピーヌのハードコアスポーツモデルとなる新型A110R チュリニ (ALPINE New A110R TURINI)/A110Sの内外装インプレッションをお届けしました。
そして今回は、中国の電気自動車メーカーでお馴染みとなるBYD(比亜迪汽車工業有限公司)の新型シール (BYD New SEAL)とドルフィン (New Dolphin)の内外装をチェックしていきたいと思います。
BYDは質感はとても良かったのだが、それ以上にスタッフさんの対応がとても良かった
こちらが今回、BYDより展示・販売されている新型シール。
日本国内では1,000台限定にて販売されており、後輪駆動[RWD]モデルが4,950,000円(税込み)、四輪駆動[AWD]モデルが5,720,000円(税込み)での販売となります。
私にとって初めてBYDのファーストインプレッションなわけですが、まず本モデルの内外装をチェックしていく前に、個人的に一番印象に残っていたのがBYDスタッフさんの対応力。
岡山輸入車ショウという様々な来場者がいらっしゃるなかで、老若男女問わずにタブレットを使いながら丁寧に説明されていて、更には一人ひとりBYDエリアに入られた来場者を対象に、ハズレ賞無しのくじ引きも行っていたため、他の輸入車メーカーに比べるとお客さんの数が多く、イベントを楽しんでいる印象でした。
競合他社をリスペクトしつつ、自社技術とスペックも上手くPR
私はBYDの知識が皆無だったので、色々と細かくチェックしていくと、BYDスタッフさんが主要諸元からスペック、価格帯、オプション内容などをスムーズに説明。
こちらからの質問に対しても、タブレットで調べての回答ではなく即答されていたので、常日頃から様々な質問内容を想定した上で接客されていることがわかりました。
おまけに、BYDシールの競合モデルになるであろうテスラ・モデル3 (Tesla Model 3)の情報も細かく把握されていましたし、「BYDが優れているから、テスラはダメ」という表現ではなく、「テスラの技術は素晴らしいが、BYDも負けていない」という形で、他メーカーをリスペクトしながらの説明がとても気持ちが良いんですね。
ちなみに、今回イベントに出展されていたモデルは、安価なグレードとなるシールRWDで、ボディサイズは全長4,800mm×全幅1,875mm×全高1,460mm、ホイールベース2,920mmと大きすぎず小さすぎずの丁度良いサイズ感。
パワートレインは、電気モーターとバッテリーを組合わせることにより、システム総出力312ps/システムトルク360Nmを発揮、0-100km/hの加速時間は5.9秒と十分な加速性能です(トヨタ・ランクル300)よりも早め。
なおピュアEVでの航続可能距離は、RWDで640km/AWDで575kmとなるそうですが、やはり実際に普段使いしてみて電欠ギリギリまで消費した際の航続距離がどの程度なのか?カタログ数値よりも高いのか?それとも低いのかは気になるところです。
ちなみに、シールに装着しているホイールは19インチと大きく、タイヤ銘柄はコンチネンタル製EcoContact 6 Qで、フロント・リア共通で235/45 R19インチとなります。
アウタードアハンドルは、ランドローバーと同じくポップアップ式を採用することでギミック感を演出しますが、一方で壊れないかどうか?といった懸念も。