一部改良版・レクサス新型RXが2025年2月27日に正式発売!全グレード12.3インチフル液晶メーター標準装備…価格は?”シレッ”とディーラーオプションも変更へ

当初の計画から半年以上遅れでようやく発売された新型RX

2025年2月27日、レクサスの一部改良版・新型RXが発表・発売されました。

当初の計画から半年近く発売が延期となっていた改良型RXですが、ようやく商品力を向上させての受注を開始したものの、一部のレクサスディーラーではRX350 F SPORTの受注が制限されるなどの動きがあるようです。

今回の改良型では、ハイブリッドモデル×四輪駆動[4WD]が一番の注目ポイントになっているのですが、なぜかここにきてRX350 F SPORTに人気が集中しているそうで、その背景にはガソリンモデル特有のリセールの高さやコストパフォーマンスが影響しているようです。

今回は、おさらいも兼ねて一部改良版RXの改良・変更内容やグレード別価格帯をチェックしていきましょう。


改良型RXの改良・変更内容をチェックしていこう

こちらが2025年2月27日に発表・発売された新型RX。

基本的に内外装の大きな変更は無いものの、主な改良・変更内容は以下の通りとなっています。

➀Always Onの思想に基づくさらなる走りの深化

・アブソーバー減衰力、AVS制御定数、EPS制御定数等、シャシーのセッティング最適化により、車両の上下挙動を低減するなど、フラット感のある上質な乗り心地、操縦安定性を実現

・ドライバビリティの改良として、RX500hでは、駆動力特性を変更。低開度域ではアクセルコントロール性を高め、踏み増し時はパラレルハイブリッドシステムの持つパワフルでレスポンスのいい加速感を実現しつつ、減速度の初期応答性を高め、車両コントロールのしやすさを向上

・RX450h+/RX350hでは、アクセル開度に対する駆動力特性の出し方を変更し、レスポンスおよびコントロール性を高めることで、ドライバーの操作に対して車両が素直に応える乗り味を追求

・後輪操舵/Dynamic Rear Steering(DRS)を、RX500hに加え、RX450h+/RX350hのAWD車にも設定拡大し、低速での高い取り回し性と高速での安心感を実現

・走行モード「Sport」選択時の同相転舵領域を中速にまで拡大することで、旋回時の応答性を向上

・降坂制御により勾配変化を読み取り、ブレーキペダルOFFでも制御を実施

・減速アシストの再セッティングすることにより、エンジン吹き上げなどの強ブレーキングを調整


②さらなる静粛性の追求

・ダッシュインナーサイレンサーの目付量アップ、インストルメントパネルへの吸音材追加などを実施し、エンジンノイズを低減

・リヤドアガラスへのアコースティックガラス採用や、リヤボディ周りへの制振材・吸音材の追加により、後席周りの騒音を低減し、心地よい静粛感を追求

・RX500hでは、エンジン制御を見直すことにより、エンジンノイズを低減

・RX500hでは、車両の走行状態に応じた走行サウンドにより快適なドライブ空間を演出するASC(アクティブサウンドコントロール)のチューニングを刷新

・RX500hの「Sport」モード選択時において、減速時のサウンドを追加し、音が聞こえる方向もチューニングすることで、より臨場感のあるサウンドを実現


③デザインの進化

・RX500h F SPORT Performance/RX350 F SPORTの内装色にホワイトを追加することで、ホワイトとブラックとのハイコントラスト配色により、ラグジュアリーかつスポーティな室内空間を表現

・フロントコンソール前部に室内イルミネーションを追加し、輝度を高めることで、よりラグジュアリーな室内空間を実現

・RX450h+/RX350h/RX350のversion Lでは、従来の21インチタイヤ&ホイール(ダークグレーメタリック塗装/ダークプレミアムメタリック塗装)に加え、21インチタイヤ&ホイール(ダークグレーメタリック塗装+切削光輝)を新たにメーカーオプション設定

④先進性・安全性・利便性をより高める機能・装備の拡充

液晶メーターを12.3インチフル液晶メーターに変更し、メーターパネルの視認性を向上させることで、ドライバーがより運転に集中することができる室内空間に改善

・RX350 F SPORTに、高度運転支援技術「Lexus Teammate」の「アドバンストパーク(リモート機能付)」を標準設定

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