もはや高嶺の花なのか…「最も走行距離の短い」ホンダS2000が競売に登場→何と1,400万円以上にて落札!2025年モデルのトヨタ新型カローラが欧州にて先行発表
遂にS2000も高嶺の花になってしまったのか…
ホンダの後輪駆動スポーツモデルでお馴染みとなるS2000。
現在のホンダは、前輪駆動[FWD]をベースとした様々な車種を展開していますが、S2000のようなピュアエンジンを搭載する後輪駆動[RWD]スポーツモデルは「二度と登場しないのでは?」ともいわれています。
そんなS2000も、国内だけでなく海外でも高い人気を得ていますが、今回アメリカではベストコンディションともいえるS2000がオークションに出品され、とんでもない価格で落札されました。
「アメリカで最も走行距離が短いS2000」が登場

こちらが今回、Broad Arrow Auctionsにて出品された2000年式のホンダS2000。
こちらの個体、何と走行距離は僅か67kmと全く走られておらず、新車で納車されてからシャッター付ガレージにて長期間保管されていたとのこと。
オークション情報によると、アメリカにて現存するS2000にて「最も走行距離の短いモデルの1つ」とされています。

過去25年間、一切公道にて走られることなく、バッテリー上がりを防ぐためだけにエンジンをかけていたのだと予想されますが、ここまで内外装共に劣化や汚れがなく、新品同様の美しさを持つS2000は極めて稀だと思うんですね。

ボディカラーは、シルバーストーンメタリックのボディに、トップルーフはブラックのソフトトップ、インテリアカラーはオールブラックに仕上げられたシンプル仕様。
日本では少しマイナー?な仕様ではありますが、アメリカでは当時、大人気の組合せだったそうです。
元々所有していたのは、他にもう一台S2000を所有する女性オーナー

このモデル、2000年にアメリカはニューヨークのドラムホンダを通じて納車された個体ですが、一番最初に所有していたのは、レッドのS2000を別に所有していた女性なのだそう。
女性オーナー曰く、「S2000を1台所有するだけでは物足りなかった」とのことで、単純に観賞用として所有したかったのかもしれませんね。

内装もまさに新品同様の美しさ。
最終落札価格はレクサスLX600相当の高額値に

ちなみにこのモデル、オークション出品時の予想落札価格は60,000ドル~80,000ドル(日本円に換算して約889万円~約1,186万円)でしたが、最終落札価格は驚きの95,000ドル(日本円に換算して約1,408万円)。
参考までに、S2000の日本での新車販売価格は338万円~399万円で、後期仕様では368万円~418万円でした。
今回の落札額は、レクサスLX600が購入できるほどの高額値となったS2000ですが、ボディコンディションや走行距離などの様々な条件が重なって初めて実現する落札額ではあるものの、いつの間にかS2000も高嶺の花になってしまったようです。