トヨタの次世代GRヤリスやGRカローラには直4ターボハイブリッドが搭載される可能性が高いと報道!パフォーマンス向上や欧州での排ガス規制を満足するためか
(続き)トヨタはGRモデル×直4ターボの組合せにおいて、様々なチューニングを施す模様
引き続き、トヨタのGRモデルのハイブリッド化について見ていきましょう。
この他、次世代GRスープラ/GRセリカ/GR MR2には、新開発の排気量2.0L 直列4気筒ターボエンジンが搭載される予定で、ハイブリッドアシストの有無にかかわらず、様々なチューニングが施される可能性があるとの情報も。
これも海外カーメディアAutocarの報道によると、公道モデルであれば直4ターボエンジンであっても最高出力400psを発揮し、更にレーシングモデルであれば最高出力600psを発揮できるだけのスペックを持つとのことで、しかしこれらのパフォーマンスにEVの技術が備わるかどうかまでは明らかになっていないそうです。
GRモデル以外のラインナップモデルでも、HEV技術の更なる向上が期待
一方でGRモデル以外のスタンダードモデルも大幅な改善が期待されています。
トヨタの電動化の取組みは、ハイパフォーマンスモデルだけに留まらず、GRエンジニアが開発中の排気量1.5L/2.0L 直列4気筒エンジンは、最終的には次期ヤリス/カローラ/RAV4など、より従来型のモデルにも採用される予定で、直3ダイナミックフォース特有の煩さから改善され、燃費向上も期待できるそうです。
TGRとモータースポーツの責任者であるバート・イーレン氏は、カーマガジンのインタビューにて、前述の方向性を認め、同氏は「これは、モータースポーツをテストベッドとして、そして新しいものを開発する手段として使うというトヨタの考えに遡ります。それは豊田章男 CEOが会社に持ち込んだものだと思います。トヨタはそれまでそのようには考えていなかったのです」と説明。
イーレン氏は更に追加で「新しい内燃機関はかなり珍しいですが、私たちはどうしてもこれをやりたかったのです。エンジンブロックはとてもコンパクトで、重心はとても低く、エンジンは効率と性能の両方を兼ね備えています」と自信を示しています。

こうしたトヨタ関係者及びエンジニアからのワクワクするようなコメントを見ると、「まだまだトヨタは内燃機関を諦めていない」ことはもちろんのこと、ハイブリッド技術の最前線を行くトヨタだからこそ発言できる内容であることも確か。
今後の展開については、トヨタが電動化されたGRモデルとハイブリッド性能技術のより広範な将来について、近いうちに詳細を発表してくれることに期待したいですね。
1ページ目:トヨタがGRモデルにハイブリッド技術を採用する理由とは?