【今までありがとう】メルセデスベンツAクラスが現行限りで生産・販売終了へ…トヨタ新型ランドクルーザー250に防弾&装甲仕様が登場
(続き)これこそ本物の「生きて帰って来られる車」かもしれないな
トヨタ・ランドクルーザーのモデルコンセプトの一つでもある「生きて帰って来られる車」。
厳密には「どこへでも行き、生きて帰って来られる」というコンセプトで、過酷な自然でも力強く走行できる本格オフローダーであることを謳った”ランクルらしい”コンセプトですが、今回、防弾&装甲仕様となるトヨタ新型ランドクルーザー250 (Toyota New Land Crusier 250)が世界初公開されました。
このモデルは、カナダのアフターパーツメーカーであるInkas Armored社が開発した特別な装甲車両で、頑丈なボディやガラスを持つことはもちろんのこと、本物の「生きて帰って来られる車」を作り上げました。
パッと見はスタンダードなランクル250に見えるが…?
こちらが今回、Inkas Armored社が発表した装甲仕様のランドクルーザー250。
Inkas Armored社は、どんな要人でも必要されるであろうアップデートキットやボディキットを多数提供し、BR6レベルの保護性能とCEN基準を満たすキャビンを備えています。
ちなみにBR6レベルとは、ロシアの防弾規格であるGOST規格を指していて、BR1からBR6までの6つの保護レベルがあるわけですが、以下の通り、BR6はGOST規格の最高レベルとなります。
BR1:GOST規格の最低レベルの保護であり、低速のピストル弾に耐えることが可能
BR2:このレベルの保護は、9mmや.357マグナムなどの高速ピストル弾に耐えることが可能
BR3:このレベルの保護は、.44マグナムのような大口径のピストル弾から保護が可能
BR4:このレベルの保護は、5.45x39mmや7.62x39mmなどのライフル弾に耐えることが可能
BR5:このレベルの保護は、5.56x45mmや7.62x51mmなどのライフル弾に耐えることが可能
BR6:このレベルの保護は、GOST規格で最高レベルの保護であり、徹甲ライフル弾から保護が可能
大統領を護るための車両としては魅力的
パッと見は普通のランクル250ですが、キャビン全体を囲む防弾鋼板や防弾ガラス、リアセクション装甲隔壁を備え、更にタイヤがパンクしたり、紛失したりした場合に備えたランフラットシステムも完備。
走る要塞ともいえるこのモデルですが、床や防火壁、燃料タンク、ピラーにも装甲を施し、継ぎ目から弾丸が漏れないように重複保護も追加。
Inkas Armored社によれば、追加された保護はアサルトライフルの弾丸や手榴弾の爆発に耐えられるそうです。
この他にも、エンジンベイアーマーやエンジンベイ消火システム、酸素ろ過システム、ストロボライト、暗視装置、強化バンパー、さらには通勤途中で万一の事態に備えてルーフエスケープハッチなどの形で、さらに保護機能を追加できるようなオプションも充実。
これだけ充実した装甲仕様ともなると、車体重量も更に重くなって足回りのサスペンションにも影響が出るかと思いますが、どうやらサスペンションも強化されているとのこと。
エンジンチューニングについては言及していませんが、元々ラインナップされている排気量2.4L 直列4気筒ターボエンジン+デュアルブーストハイブリッドにより、システム総出力326hp/システムトルク618Nmを発揮するため、もしかすると特別なチューニングは必要ないのかもしれませんね。
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