ホンダS660にサスペンションの不具合でリコール関連3連発!なかには3万台以上が対象となり、最悪の場合「走行安定性が損なう恐れ」も
最悪の場合、ダンパユニットのロッドが折損して走行安定性を損なう恐れも?
ホンダの軽スポーツカーでお馴染みとなるS660の1車種・計4,531台にリコール(国土交通省の公式プレスリリースより引用)。
不具合内容としては、前輪サスペンションにおいて、樹脂製ベアリングの組付方法が不適切なため、ダンパユニットとダンパマウントを締め付けるナット締付時にベアリングが削れ、その破片がワッシャ座面との間に挟まり、ナットの締結力が不足するものがあるとのこと。
また、当該ナットの締付用工具が不適切なため、ナットの締結力が不足するものがあるため、ハンドル転舵時にダンパユニットのロッド締結部にガタが生じ、締結部近傍に過大な応力が加わり、そのまま使用を続けると、最悪の場合、当該ロッドが折損し走行安定性を損なうおそれがあるとしてリコールを届け出ています。
対象モデルをチェックしていこう!
気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故は起きていないものの、既に不具合が8件報告されており、市場からの情報により明らかになっています。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象車台数][ホンダS660]
・DBA-JW5/JW5-6100003~JW5-6101197/平成30年6月26日~令和元年12月19日/1,194台(ModuloX)・3BA-JW5/JW5-6200001~JW5-6203337/令和元年11月11日~令和4年2月23日/3,337台(ModuloX)
以上の通りとなります。
改善措置としては、全車両、前輪サスペンションを対策品に交換するリコール作業を実施するとのことです。
なおこの他にも、交換修理用部品として出荷し、組付けられた車両が特定できないものは以下の通りとなります。
対象の製品名:前輪サスペンション
部品番号:08W60-E9S-0M0A1(右)
対象部品の出荷期間:平成 30 年7月24日~令和6年6月12日
対象部品数:178台
備考:ModuloX対象の製品名:前輪サスペンション
部品番号:08W60-E9S-0M0B1(左)
対象部品の出荷期間:平成30 年8月1日~令和6年6月12日
対象部品数:184台
備考:ModuloX
最悪の場合、走行安定性を損なう恐れあり
続いても、ホンダの軽スポーツカーとなるS660の2車種・計33,696台に大規模リコール(国土交通省の公式プレスリリースより引用)。
不具合内容としては、前輪サスペンションにおいて、ダンパユニットとダンパマウントを締め付けるナットの締付け管理が不十分なため、製造ばらつきにより締結力が低いものがあるとのこと。
そのため、ハンドル転舵時にダンパユニットのロッド締結部にガタが生じ、締結部近傍に過大な応力が加わり、そのまま使用を続けると、最悪の場合、当該ロッドが折損し、走行安定性を損なうおそれがあるとしてリコールを届け出ています。
対象モデルをチェックしていこう!
気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故は起きていないものの、既に不具合が15件報告されており、市場からの情報により明らかになっています。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象車台数][ホンダS660]
・DBA-JW5/JW5-1000023~JW5-1024170/平成27年3月11日~平成30年5月17日/24,147台・DBA-JW5/JW5-1100003~JW5-1103601/平成30年5月22日~令和元年12月20日/3,599台
・3BA-JW5/JW5-1200006~JW5-1205955/令和元年12月25日~令和4年3月30日/5,950台
以上の通りとなります。
改善措置としては、全車両、前輪サスペンションのダンパユニット、ナット、ダンパマウント、スラストプレート及び周辺部品(ワッシャ等)を新品に交換し、規定トルクで締め付けるリコール作業を実施するとのことです。
自身が所有する車がリコールに該当しているか否かをチェックする方法は?
今回のリコールについて、自身が所有している車が不具合等の対象になっているかどうかを確認する方法として、上の画像の車検証の車台番号記載場所をチェックし、「ホンダのリコール等情報対象検索サイト」にてアクセスし、その車台番号を入力することで確認可能です。