まさか目の前で見れるとは…バニング仕様に改造されたトヨタ・ハイエースに遭遇!ホンダ新型フリードで今度は500km以上の長距離移動へ
まさか現実世界でバニングカスタムのハイエースを間近で拝見できるとは…
先日、私が普段使いしているホンダ新型フリード e:HEV クロスター (Honda New FREED e:HEV CROSSTAR, GT6)にて長距離移動している際、その道中の大型駐車場にて、バニングカスタムのトヨタ・ハイエース (Toyota Hiace)に遭遇。
これまでバニングカスタムのワンボックスカーやミニバンは、YouTubeやインターネット画像、SNSでしか拝見してきませんでしたが、まさか自分の目で実車を拝見できるとは…
ゴールデンウィーク(GW)期間中ということもあり、オーナー様も車のイベント/ツーリングの関係で走らせていたそうですが、一番の衝撃だったのは、あのアンタッチャブルな見た目で車検が通っているということ。
当然ながら、ナンバーも装着された状態で走らせているわけですが、その一つ一つがあまりにも衝撃的だったのでまとめていきたいと思います。
ミッドナイトパープルに全塗装されたバニング仕様のハイエース
こちらが今回、出先の大型駐車場にて目撃したバニング仕様のトヨタ・ハイエース。
ボディカラーはフレーク入りのミッドナイトパープルカラーですが、バニングカスタムでは定番なのだそう。
オーナー様曰く、このバニングカスタムに仕上げてからは20年以上は所有しているそうですが、20年間もこの状態を維持し続けていることにも驚きですし、何よりも20年間で一度も警察に止められたことが無いのも衝撃だと思います。
そもそも「バニング」とは何なのか?
ちなみにバニングとは、ミニバンやライトバン等のワゴン車を用いたカスタム手法で和製英語。
英語の「van」の動詞としての語義は有蓋貨物自動車であるバンで輸送すること、またはミニバンなどのワンボックスカーで移動することを指しますが、物流・貿易関係用語としてのvanningは、(海上)輸送コンテナに貨物を詰め込む作業のことを指します。
主に後部座席や荷室をラウンジのようにカスタムすることが多いのですが、元々はアメリカの西海岸におけるバンを使ったカスタム手法を日本に持ち込んだ物と言われています。
ちなみに、この改造手法は「不正改造」に該当する可能性もあるそうですが、構造変更の手続き等を行えば外装は基本的に合法的にナンバーを取得することができるとのことで、上の画像の通り「ナンバー位置」は上部に斜め配置としていますが、一応これでも車検は通るそうです。
後ろ姿は色んな意味で圧巻
こちらはリアビュー。
ここまで来るとカスタムの域を超えた何かになるわけですが、1900年代後半に一世を風靡したイベントショーカーということもあって、その当時の面影を残しつつ、しかしペイント技術は出来る限り最新鋭にする姿勢は素晴らしいところ。
NHK番組でお馴染みとなる「チコちゃんに叱られる!」の名台詞「ボーっと生きてんじゃねーよ」を借りて、「ボーっ走ってんじゃんーねよ!」「安全運転してね♪」も中々にユニーク。
ペイントやカスタムステッカーだけでもそれなりに維持費はかかると思いますが、実際に見てみると、エアロパーツのあらゆるところにキズなどもあり、やはり車幅間隔なども含めて運転自体はかなり難易度が高そう。
あとは後ろのナンバー位置も、水平基調ではなく斜めに配置するようにエアロパーツも特殊加工しているのもユニーク。
何だか懐かしい「それいけ!アンポンタン~愛車と孤独だけが友達さ~」。
なおオーナー様曰く、このボディパネル全体に塗装されたミッドナイトパープルは全塗装とのことで、塗装ムラやフレークのバランスなどの工賃もとんでもなく高額だったそうで。
見た目のインパクトを更に高めるという意味では「妥協してはいけない要素」とのことで、やはりボディカラーにも強いこだわりがあるようです。