三菱が欧州向けに新型エクリプスクロスEVを発表。ルノー・セニックベースで「エクスフォース似」のデザインと航続距離600kmを徹底解説
(続き)三菱の欧州法人より発表された、新型エクリプスクロスEVをインプレッション!
引き続き、三菱の欧州法人より発表された、新型エクリプスクロスEVの内装デザインとパワートレインをチェックしていきましょう。
内装はルノー特有の近未来的なレイアウト

続いてインテリアを見ていきましょう。
ルノーのデジタルシステムを採用し、12.3インチフル液晶メーターと、Googleビルトインタイプの縦型基調となる12インチディスプレイオーディオを搭載。

なお三菱は、ルノーとの差別化を図るため、内装とシートに新たなオプションを追加するとのことで、具体的にはエレクトロクロミックガラスルーフや、LEDアンビエントライト、Harman&Kardonプレミアムオーディオシステムなどをラインナップしています。

もちろん、充実した予防安全装備/ドライビングサポートも備わっており、高速道路での半自動運転も可能。
この他、実用性も重視して、2列5人乗りのシートはもちろんのこと、後部座席の位置に応じて478L~1,670Lの荷室容量も確保しています。
ラゲッジスペースは使い勝手悪そうだな…

こちらはラゲッジスペースですが、後部座席を倒したときのフロア部分に大きな段差が設けられるのは少々残念。
しかもラゲッジサイドに大きな出っ張りがあるために、2列目シートを大きくリクライニングできないこと、さらに荷室のフロアの面積が明らかに小さくなっているため、ワイドな荷物を積めないの不便ですね。
新型エクリプスクロスEVのプラットフォームやパワートレインは?

続いて、プラットフォームやパワートレインについても見ていきましょう。
プラットフォームは、ルノー・セニック E-Tech/セニック E-Techや、日産の新型リーフ/アリアにて採用されているCMF-EVプラットフォーム (Ampr Medium)が流用されています。
パワートレインは、87kWhのバッテリーパックと電気モーターを搭載することで、システム総出力215psを発揮、航続可能距離は約600kmを実現。
バッテリーは水冷式の熱管理システムに備え、最大150kWhの充電速度に対応しています。

三菱はまた、2026年に廉価グレードを遅れてラインナップすることを明らかにしており、こちらはシステム総出力170psを発揮し、バッテリー容量は60kWhを搭載するセニック E-Techのエントリーグレードと同じ仕様になる可能性が高いとのことです。
以上、新型エクリプスクロスEVの内外装デザイン及び、スペックについて紹介していきました。
本モデルは、ルノー・三菱・日産アライアンスの一環として、2025年第4四半期よりフランス・ドゥエー工場にて生産される予定です。
同工場では、ルノー・メガーヌE-TechやセニックE-Tech、R5 E-Tech、アルピーヌA290、日産マイクラEVも生産されています。
1ページ目:新型エクリプスクロスEVのエクステリアもルノーみを増しながらも、エクスフォースのような見た目へ




