マツダやる気あるんか…新型CX-5の発表ではなく、MAZDA3/CX-30/現行CX-5/CX-60/CX-80の一部改良と新グレードXD Drive Editionを追加

2025年のマツダは、新型CX-5以外のうま味がほとんど無い

2025年10月29日のプレスデーより、東京ビッグサイトにて開催されるジャパンモビリティショー2025。

本イベントには、マツダも出展予定となっていて、最大の目玉はフルモデルチェンジ版・新型CX-5と言われています。

しかしながら、今のところマツダの新車・新型車に関する情報が一切入ってきていないなか、2025年10月9日の公式プレスリリースより、突如として主力モデル5車種をベースにした新グレード「XD Drive Edition」が追加されたことを発表しました。

新型車どころか、既存モデルのXDグレードをベースにした特別仕様車になるわけですが、全く新型車を発表する姿勢が見られず、「やる気あるのだろうか?」と心配に思えるほど。

せっかくなので、どのような特別装備が設定されるのかチェックしていきましょう。


そもそもXD Drive Editionってどんなグレードなの?

こちらが今回、マツダ公式より発表された既存モデル5車種をベースにした新グレードXD Drive Edition。

対象となる車種は、MAZDA3(マツダスリー)/CX-30(シーエックス・サーティ)/CX-5(シーエックスファイブ)/CX-60(シーエックスシックスティ)/CX-80(シーエックスエイティ)のクリーンディーゼルモデル5車種。

まさかのフルモデルチェンジ前となるCX-5までも対象となるとは…

いったい、次期CX-5はいつごろに発表され、どのタイミングで生産されるのか、そもそも日本市場向けの生産時期はいつなのか、色々と不安に残る今回の新グレード追加ですが、マツダとして次期CX-5は、海外市場向けを優先し、日本向けはほぼほぼ最後まで後回しにする可能性も考えられそうですね。

ちなみにこれらの新グレードは、2025年10月9日より予約受注受付けを開始し、同年10月上旬以降、順次販売開始するとのことですが、そもそも現行CX-5をベースにした新グレードはいつまで販売するのかは不明です。

XD Drive Editionの専用装備について

なお今回の新グレードについては、幅広いニーズに対応するため、以下の専用装備を追加するとのこと。

★黒基調のエクステリア

★本革シートを採用したインテリア

★スポーティな世界観と力強さ・上質さを両立

★MAZDA CX-60/MAZDA CX-80には、XD-HYBRIDやPHEV搭載車で人気の高いタン内装を採用した新機種「XD Premium Sports」を追加

★MAZDA3/MAZDA CX-30では、マツダコネクトの操作性向上をはじめとした商品改良も実施

以上の通りとなります。

MAZDA3ファストバック/MAZDA3セダンの改良・変更について

ここからは、各モデルに設定される新グレードXD Drive Editionに加えて、各車種の改良・変更内容をチェックしていきましょう。

まずはMAZDA3ファストバック/MAZDA3セダンについて。

本モデルの改良・変更内容については、以下の通りとなります。

■新グレードXD Drive Edition追加(ファストバック、セダン)

・レザーシート(ファストバック:黒革・赤革、セダン:黒革)
・ドアトリム(合成皮革)
・アルミホイール(ブラック)
・ドアミラー(ブラック)
・シグネチャーウィング(セダン:ブラック)


■グレード廃止

・XD
・20S Black Selection
・15S Retro Sports Edition
・15C i selection


■マツダコネクト操作性改善

・20S/XD S Package(オプション無し車))除く全機種で、Apple CarPlay/Android Autoタッチパネル機能追加(10.25インチセンターディスプレイ)

以上の通りとなります。

CX-30の改良・変更について

続いて、CX-30の改良・変更内容について見ていきましょう。

■新グレードXD Drive Edition追加

・レザーシート(黒革・白革)
・ドアトリム(合成皮革)
・アルミホイール(ブラック)
・ドアミラー(ブラック)
・シグネチャーウィング(ブラック)


■グレード変更

・XD Black Selection廃止


■マツダコネクト操作性改善

・XD S Package(オプション無し車)除く全機種で、Apple CarPlay/Android Autoタッチパネル機能追加(10.25インチセンターディスプレイ)


■内装色変更

・20S i Selection/20S Touring(布シート)/XD S Packageの内装色をネイビーブルーからブラックに変更


■燃費改善
・XD S Package/XD Drive Edition/XD Retro Sports Editionで、燃料噴射制御の見直し等により、1.8Lディーゼルエンジンの燃費改善

2WD:19.5km/L → 20.2km/L
4WD:18.7km/L → 19.2km/L

以上の通りとなります。

CX-5の改良・変更について

続いて、CX-5の改良・変更内容について見ていきましょう。

■新グレードXD Drive Edition追加

・ドアミラー(ピアノブラック)
・シグネチャーウィング(ブラッククローム)
・フロントグリル(縦基調/ピアノブラック)
・アルミホイール:19インチブラックメタリック塗装


■価格変更

・より多くの人にお選びいただけるよう、XD Sports Appearanceの価格を変更


■グレード変更

・顧客が選択しやすいグレード体系に変更し、Retro Sports Edition/Field Journeyを廃止

以上の通りとなります。

2ページ目:CX-60/CX-80の改良内容と、全5車種のグレード別価格帯は?