ホンダは2025年12月下旬にステップワゴンの生誕30周年記念特別仕様車を発売予定!それ以前に元オーナーが改善すべき『3つの本質的な欠点』を指摘
ステップワゴンは商品力としては高いのだが、もう少し改善すべき点があるはずだ
前回のブログにて、2025年10月上旬より先行受注受付けが開始され、同年12月下旬頃に発表・発売予定となっている、ホンダ・ステップワゴン (Honda STEPWGN)の生誕30周年記念モデルに関する詳細情報を紹介しました。
この特別仕様車に関しては、ステップワゴン e:HEV AIR EX・3列7人乗り[2WD]と、ステップワゴン e:HEV SPADA・3列7人乗り[2WD]をベースにしていて、それ以外のグレードではラインナップされない予定です。
詳細な特別装備については、関連記事にもまとめていますが、個人的に現行ステップワゴンにて「競合モデルのトヨタ・ノア/ヴォクシーや日産C28セレナに対抗するための改良すべきポイント」をいくつかまとめていきたいと思います。
ステップワゴン e:HEVに四輪駆動[4WD]を設定すべき

まずは、ステップワゴンのグレードラインナップについて。
現行ステップワゴンでは、排気量1.5L 直列4気筒ターボエンジンを搭載するガソリンモデルと、排気量2.0L 直列4気筒直噴エンジン+デュアルモーターを組合わせたハイブリッドe:HEVの2種類をラインナップしています。
ガソリンモデルでは、前輪駆動[2WD]/四輪駆動[4WD]が設定されているものの、なぜかハイブリッドe:HEVモデルでは前輪駆動[2WD]のみのラインナップなんですね。
これは様々な理由が考えられ、ステップワゴン/オデッセイにて採用されている3列目シートの床下収納構造や、ハイブリッドシステム特有の電動モーターやバッテリーを搭載している関係で、前輪から後輪へと直結するプロペラシャフトのスペースが確保できず、四輪駆動[4WD]が設定できないのでは?との見方も。

そうなると、トヨタのE-Four技術や日産のe-4ORCE技術のように、プロペラシャフトを通さずに電動モーターを駆使することで四輪制御する方法も実現できそうですが、今のところそういった情報もなければ、ステップワゴン e:HEVに4WDモデルが追加されるといった情報もないのは極めて残念。
もちろん、これはステップワゴンに限らずオデッセイも同じで、ハイブリッド×四輪駆動[4WD]を求めるユーザーは多いでしょうから、もう少し選択肢の幅を広げると、更なる販売台数増加に貢献できるのでは?と思ったりもします。
地味にあると嬉しいヘッドアップディスプレイ[HUD]

続いては、ステップワゴンどころかオデッセイでも採用されていないヘッドアップディスプレイ[HUD]。
この機能の有無によって購入意思が大きく変更されるとは言えませんが、やはり昨今の充実した装備内容や、競合モデルの装備内容を鑑みると、ヘッドアップディスプレイは採用してほしいところ。
ただ、採用してほしいとはいっても全グレードにではなく、ノア/ヴォクシーの上位グレードS-Zや、C28セレナの最上位グレード e-POWER LUXIONに限定するように、ステップワゴンであればSPADA PREMIUM LINEのみに設定するなどの特別感があっても良いと思うんですよね。
もちろん、競合他社と比較した上で装備内容の不満点を挙げ出したらキリがないことは重々承知していますが、ヘッドアップディスプレイ以外にも、ステアリングヒーターや寒冷地仕様(ワイパーデアイサー/サイドミラーヒーター/LEDリアフォグランプ)といった機能もあると、商品としての満足度は向上すると思うんですね。

少なからず、上記の機能が備わっているヴォクシーやC28セレナを全て所有していた身からすると、ステップワゴンは「装備面でもう少し頑張しかった」と感じたのが正直な印象です。
