【ガチ評価】元サーキットドライバーが三菱の新型デリカミニを300km走らせた本音!300万円超えの価値はあるか?S2000オーナーが感じた「驚き」と「違和感」

元サーキットドライバーは、新型デリカミニをどのように評価する?

前回、ホンダS2000を2台所有し、アマチュア大会で数々の記録を残してきた元サーキットドライバーが、ホンダ新型プレリュード (Honda New Prelude, BF1)を走らせたらどうなる?という記事を公開しました。

この記事が想像以上に注目されたため、今回は三菱の新型デリカミニ Tプレミアム・デリ丸パッケージ (Mitsubishi New Delica Mini T Premium DELIMARU Package)[2WD]を走らせたらどうなるのか?をインプレッションしていただくことに。

走らせた距離としては約300kmほどで、そのほとんどが高速道路メインではあるものの、元サーキットドライバーの視点から、どのような印象を受けたのかチェックしていきましょう。


デリカミニでの高速道路インプレッション

まずは、デリカミニでの高速道路インプレッションについて見ていきましょう。

前回のプレリュード篇とは若干異なり、箇条書きで簡単にまとめていこうと思いますが、総じて満足度としては高め。

ただし、スポーツカー乗りの方々からすると、デリカミニの走りであったり、ステアリングフィールは少々「違和感」があるようです。

[良かった点]

●ほぼほぼ高速道路での移動だったが、高速巡航はとても楽だった。

●走行モードはオールECOモード

●100km/hまでの風切り音がほとんど感じられず、軽自動車の進化に驚きを隠せなかった(110km/h以上から、ようやく風切り音が聞こえて来た程度だった)

●アンダーフロアの剛性が高いからなのか、高速道路で100km/h以上で走らせても、ペダル類の振動はもちろん、内ドアパネルのビビリも感じられなかったは衝撃的だった


[気になった点]

▲高速道路において、100km/hを超えてからのステアリング操作がかなり機敏で怖く感じる

▲高速走行時は、電動パワーステアリングのチューニングはもう少し”ダル”めでも良いぐらいに軽やかで、機敏なので安定感が薄い

▲アクセルペダルとブレーキペダルのレイアウトに違和感があり、それぞれの距離が近い。特にブレーキペダルは結構手前側にオフセットされているので、足が引っ掛かりやすい

以上の通りとなります。

評価としては総じて高めではあるものの、デリカミニ特有の高速域でのステアリングの機敏さが不安要素にあるようで、もう少し重めの介入があると、走りの安心感は増すのかもしれません。

デリカミニは「商品力が高い」だけではない

続いて、デリカミニの商品力について見ていきましょう。

久々に軽自動車に乗ったというS2000オーナー様ですが、「とても軽自動車とは思えないほどの質感と商品力の高さ」と絶賛。

具体的にどの辺りで評価を高めているのか見ていきましょう。

[良かった点]

●オーディオの音質がとても良い。比較的大きめのボリューム音でも、クリアでありながら重低音もしっかり入って来る

●ボリューム音が大きくても、内ドアパネルなどがビビらないのには驚いた

●ワイヤレスでのApple CarPlayの繋がりが爆速。使い勝手も良い

●ワイヤレスでも接続が安定していて、往復移動時間は約4時間半だったが、一度も途切れることはなかった

●シートのちょっとした凹凸が上手く体にフィットしていて、長時間運転していても疲れにくかった

●オートブレーキホールド[ABH]だけでなく、アイドリングストップ機能もメモリー式なのは良かった

●足もとのヒーターがとんでもなく強く暖かい(軽とは思えないほどにパワフル)


[気になった点]

▲シートヒーターはお尻のみで、できれば腰にも欲しい

▲これだけ充実した装備内容なのに、オートパワーウィンドウは運転席のみなのが残念

▲エンジン始動の際、ブレーキペダルを踏んでもエンジンスタートスイッチが赤色に光らないため、場所がわかりづらい

以上の通りとなります。

商品力の高さという点において、一番評価が高そうに思えたのが音質で、デリカミニでは6スピーカー(ツイーター2+フロント2+リア2)搭載されているため、どこに座っていても臨場感のある音質を楽しめるのもポイント。

実際に、どのような音質なのかもインプレッション動画を公開していますので、気になる方は参考にしていただけますと幸いです。

総額300万円超えのデリカミニは、「300万円以上を支払う価値」はあるか?

最後に、S2000オーナー様に「デリカミニは総額300万円以上を支払う価値はあるか?」を質問させていただきましたが、その回答が以下の通り。

■軽自動車として見ると「高く」感じる

■スペックや商品力としては300万円以上の価値を感じる

■乗ってみて更に300万円以上の価値があると確信するが、やはり実際に乗ってみてこそ、その真価を理解できると思う

あくまでも軽自動車というカテゴリーと、数字だけで見ると「高く」感じてしまうとのことですが、スペックや装備内容、商品力、長距離を走らせてみての印象を全てまとめると「価値がある」とのことで、それだけの前評価を覆すだけの車両価値があることもわかりました。

何かと価格面でネガティブな評価を受けるデリカミニですが、やはり実際に乗ってみてこそ、その車の良さを感じとることができるとのことで、S2000のオーナー様も「これ一台で十分満足できる」と高く評価していました。

2ページ目:ハイオクでの燃費は?デリカミニの納車後「通算12回目」となる給油・燃費記録をチェック!