ホンダ新型アコードが安全性能評価でまさかの「4つ星」。衝突安全Bランクでファイブスター賞を逃す。一方米国では8年越しの「勝手にブレーキ作動」訴訟でホンダが勝訴

ホンダのフラッグシップセダンが、このような結果になってしまうとは…

ホンダのフラッグシップセダンでお馴染みとなるアコード e:HEV (Honda New ACCORD e:HEV)。

2026年7月30日には、フルモデルチェンジ後としては2回目となる一部改良を実施し、しかもHonda SENSING 360/Honda SENSING 360+のグレード共に35.2万円も値上げされる予定です。

そんな値上げが止まらないアコードですが、ようやく国土交通省が実施する安全性能評価結果(JNCAP)が公開されました。

本評価では、最高評価となるファイブスター賞を獲得するか否かで、世間の安全性に対する評価が大きく変化してくるわけですが、果たしてファイブスター賞を獲得できたのでしょうか?


まさかの衝突安全性能評価で「Bランク」となり、ファイブスター賞は獲得ならず

早速、国土交通省とナスバ((独)自動車事故対策機構)による、自動車の安全性能を評価・公表する「自動車アセスメント」においての、ホンダ新型アコードの評価試験結果を見ていきましょう。

本モデルでは、予防安全性能評価において「Aランク」を獲得するも、衝突安全性能評価において、まさかの「Bランク」を獲得。

これらの評価結果から5段階中上から2番目に高い評価である「★★★★☆」(4つ星)であることから、ホンダのフラッグシップセダンであるアコードが、ファイブスター賞を獲得することができませんでした。

ちなみに、新型アコードの評価ポイントは以下の通り。

【予防安全性能】

・全タイプに先進の安全運転支援システム(Honda SENSING 360/360+)を標準装備

・衝突軽減ブレーキは、従来の対歩行者、対自転車に加え、交差点などの対象を拡大し、より広い範囲における衝突回避・被害軽減をサポート

・路外逸脱抑制機能は、白線だけでなく道路境界へも対象を拡大し、より広い範囲での回避支援をサポート

・対向車を検知し前方照射範囲をコントロールするアダプティブドライビングビームを新たに採用

・不注意による急発進や急な後退を防止し、注意を喚起するペダル踏み間違い時加速抑制装置を装備


【衝突安全性能】

・衝突時に、自車乗員に加わる衝撃(G)を効率的に分散・吸収する独自の安全技術「G-CON」

・衝突時に、相手車両の乗員に加わる衝撃(G)も抑えるコンパティビリティに配慮したボディー構造

・事故時の衝撃に備えた8つのエアバッグシステム

歩行者との衝突時、頭部ダメージを軽減するポップアップフード、脚部ダメージを軽減するエネルギー吸収構造

以上の通りとなります。

アコードの具体的な評価結果はこうなっている

これらの評価ポイントを確認した上で、「予防安全性能」と「衝突安全性能」、そして「事故自動緊急通報装置」の具体的な評価結果を見ていきましょう。

[予防安全性能]

■AEBS(対歩:昼):レベル5

■AEBS(対歩:夜):レベル5

■AEBS(対自転車):レベル5

■AEBS(交差点):レベル5

■車線逸脱抑制:レベル5

■高機能前照灯:レベル5

■ペダル踏み間違い字加速抑制:レベル5

★総合ランク:Aランク


[衝突安全性能]

■フルラップ前面衝突:レベル5(運転席)、レベル5(後席)

■新オフセット前面衝突:レベル5

■側面衝突:レベル5

■後面衝突頸部保護:レベル3(運転席)、レベル3(助手席)

■歩行者頭部保護:レベル4

■歩行者脚部保護:レベル5

■シートベルトリマインダー:レベル5

★総合ランク:レベルB


[事故後]

■事故自動緊急通報装置:先進型


■総合評価:★★★★☆(4つ星)

以上の通りとなります。

ちなみにこちらは、アコードの評価内容を動画にて確認できますが、衝撃的なシーンもありますので、閲覧される際は注意してください。

2ページ目:北米ホンダのファントムブレーキに関する集団訴訟が、約8年という長期間を経て決着!