スズキ新型ジムニーEVのテストカーが欧州で目撃?ネットで話題の画像が「フェイク」である可能性が高い理由と、公式ロードマップに記された電動化の真相

ガソリンをまき散らしてナンボのジムニーにEVは似合わないな…

2018年7月に4代目としてフルモデルチェンジを果たし、もうすぐ8年が経過しようとしているスズキ・ジムニーシリーズ (Suzuki Jimny)。

軽自動車タイプのジムニー (JB64)と、5ナンバーサイズとなる普通乗用車のジムニーシエラ (JB74)、そして2025年4月には、5ドア仕様のジムニーノマド (New Jimny Nomade, JC74)が追加されて、現在は3種類のモデルがラインナップされています。

現時点では、ガソリンモデルのみのラインナップとなっているジムニーシリーズですが、一部SNSにて「欧州の雪道にてジムニーEVのテストカーがスパイショットされた!」との画像が投稿され話題になっています。


なぜこのタイミング?欧州の雪道にてスパイショットされたというジムニーEVのテストカー

こちらが今回、インスタグラム ID:suzukgarageにて投稿された「ジムニーEV」と言われているテストカーのスパイショット画像。

なぜこのタイミングで、欧州の雪道でのテスト走行なの?と疑問に思われた方も多いと思いますが、確かにボディ全体にはカモフラージュラッピングにて偽装されていますし、ヘッドライト意匠も釣り目タイプではありながらも、そのボディスタイルはジムニーシエラそのもの。

ただ、これはあくまでも私の勝手な推測ではありますが、おそらくこの画像はフェイク(生成AIによって作られたもの)ではないか?と考えているんですね。

日本仕様のナンバープレートや車両登録ステッカーが貼付されるという不自然さ

っというのも、勘の良い方は既にお気づきだと思いますが、ナンバープレートが明らかに日本仕様であること、そして後続を走るもう一つのジムニーEV?と思わしきテストカーのナンバープレートも、完全に日本仕様になっています。

そして極めつけは、先頭を走るジムニーのフロントガラス中央上部に、車両登録用のシールが貼付されていることから、日本のジムニー車両をベースに、生成AIを用いてピュアEV風のテストカーに見立て、更に欧州の雪国エリアでテスト走行しているような画像を作ったのではないかと予想しています。

結構凝っているように見えて、細かく見ていくと作りが結構粗くも見えるので、あくまでも私のなかではフェイク画像という認識。

ただその一方で、スズキ公式はジムニーEVの市販化も計画していたので、「いつ本当にジムニーEVのテストカーが目撃されても不思議ではない」とも思ってるんですね。

実は2024年度にジムニーEVが投入される計画があった

っというのも、スズキは2023年1月に開催した、2030年度に向けた電動化計画において、欧州市場を起点に、バッテリーEVラインナップ5車種を導入することを明らかにしていました。

上の画像にもある通り、バッテリーEVラインナップの右上には、5スロットグリルが採用されたジムニーシエラのEVと思わしきシルエットが確認できるんですね。

結局のところ、この計画は実現せずのままで、今後どのタイミングで市販化されるかまでは明らかになっていないものの、もし開発凍結になっていなければ、そろそろスズキからサプライズでの発表があるのでは?とも思ったり。

同じクロカン系でEVを販売して失敗したのがGクラス

内燃機関が主流となっているジムニーですから、「ジムニーのEVなんて誰が購入するの?」と思われる方も多いでしょうし、何よりも同じクロカンスタイルでEV版を発売して失敗したのが、メルセデスベンツGクラス・エレクトリックですから、この厳しい結果を踏まえた上で、スズキ側も発売を一旦見送る可能性だってあるわけですね。

2ページ目:スズキは2022年にも、ジムニーHEVの開発計画が進められていた?