日産の新型フェアレディZ (RZ34)の不満点に元オーナーが強く共感。19インチタイヤの直進安定性やブレーキ制動の弱さなど、3年所有で見えた『スポーツカーとしての課題』とは
とあるブロガーさんの記事を見ていると、意外と多くの方がRZ34に対して共通の不満を抱いているのかもしれない?
前回のブログにて、日産の新型フェアレディZ (Nissan New Fairlady Z, RZ34)に搭載されるリアカメラの画質が、「700万円の車」に搭載されているものとは思えないほどに低画質であることをお伝えしました。
カメラ画質の悪さ含め、RZ34は何かと不満点が多く、約3年間フェアレディZ version ST(9速AT)所有した上でのインプレッション記事をご紹介したことがありましたが、今回はとあるRZ34オーナーさんのブログを拝見してみて、改めて感じたことをいくつかまとめていきたいと思います。
その方は、SNSでもつながりのあるYukkyさん(X ID:@can_i_get_info)という方のCan I get informatioinブログ。
この方がブログにてまとめている「7つの不満点」が、元オーナーである私も共感する部分が多く、「もしかすると多くのオーナーが思っている不満を代弁しているのかもしれない」と思ったんですね。
そこで今回は、Can I get informationさんが不満に感じる内容含め、私も強く不満に思っているポイントを便乗してまとめていきたいと思います。
19インチタイヤ装着でも高速道路ではハンドルが持っていかれてしまう

まずは、RZ34のタイヤから見ていきましょう。
私が所有していたversion STでは、RAYZ製19インチアルミホイールを標準装備していて、タイヤサイズはフロント255/40R19インチ、リア275/35R19インチの前後異径タイプ。
タイヤ銘柄はブリヂストン製ポテンザS007を装着するわけですが、スピードがノリやすい高速道路であったり、バイパスなどを走らせると、タイヤのグリップ力が弱いからなのか、とにかくハンドルが持っていかれてしまいます(シンプルに直進安定性が低い)。

厳密なタイヤサイズは異なれど、同じ19インチを装着するホンダ・シビックタイプR (FL5)であったり、レクサスIS500 F SPORT Perfomance、更にはトヨタ・プリウス (Toyota New Prius)2.0L HEVに比べると、路面との接地感であったり、ロードノイズなどにおいては、実はRZ34の方が最も評価としては低めでした。
実際に愛車4台で普段使いしつつ、乗り比べ・評価した結果として、足回り含めて最も心許ない印象があったのはRZ34であり、まだまだ改善の余地があるように感じました。
9速ATは良い点と悪い点が明確

続いては、RZ34の9速ATについて。
Z34の7速ATから、更に多段化されたことでエンジン回転数が抑えられて燃費性能も向上しているわけですが、その一方で多段化による弊害として、エンブレによる減速が極めて弱いこと、より強力なエンブレを活用するには、何度もパドルシフトでシフトダウンして、4速 → 3速まで落としてようやくエンブレが効き始めるんですね。
これは多段ATモデルの”あるある”なのかもしれませんが、エンブレを効かせて減速したい → パドルシフトで何度もシフトダウンする → 3速あたりでようやくエンブレムが効き始める…といった形で、「減速したい!」と感じ始めてから実際にエンブレを効かせるために大きなタイムラグが生じるため、この点は燃費改善というメリットを得た以上の代償だと思っています。

そのため、RZ34ではワインディングを楽しむ車というよりも、高速道路で燃費を稼ぎつつロングドライブを楽しむための車…だと思っている一方で、先ほどのように高速道路での安定性の低さが露呈していることを考えると、安定感は低いけど、現代の車には無い「操っている」という感覚は、他の車には無い”アナログ寄りの車の良さ”なのかもしれません。



