日本はランクル、米国はヒョンデが最も盗まれていた。2025年最新の自動車盗難ランキングを比較。米ではホンダ・アコード/シビックも標的に
日本ではランクルが最も盗まれやすい車だが、アメリカでは何の車種が最も盗まれている?
2026年3月、一般社団法人・日本損害保険協会(損保)が「自動車盗難事故実態調査」を公開し、2025年最新版で最も多く盗まれた自動車として、不名誉ながらもトヨタ・ランドクルーザーシリーズが「825件」とダントツのワースト1位となりました。
この盗難被害件数は、2位のトヨタ・アルファードの240件に対して580台以上も差をつけており、何と2025年のランキング全体の構成比に対して30%という驚異的な記録となります。
最近では、トヨタもディーラーオプションとして盗難被害を回避するため、システムセキュリティをアップデートするなどの対策を施していますが、それ以上に窃盗団側も盗難技術は年々強化されているため「いたちごっこ」状態に。
日本ではランクルの盗難被害で頭を悩ませるなか、一方アメリカでは、どんな車種が自動車盗難の被害を受けているのか見ていきましょう。
アメリカでは「48秒に1台」のペースで車が盗まれている

アメリカ機関の全米保険犯罪局(NCIB)より、2025年最新版となる自動車盗難件数が公開されたわけですが、全体の盗難件数は前年よりも減少。
盗難被害を受けた所有者が、被害を報告した盗難車両数は「659,880台」で前年比23%減となり、盗難は特定のメーカーや車種を狙ったもので、48秒に1台のペースで車両が盗まれていました。
そして、2025年にアメリカで最も盗難件数が多かった車種は、ちょっと意外な韓国自動車メーカーのヒョンデ・エラントラ (Hyundai Elantra)で「21,732件」。

そして2位は、アメリカで最も売れているホンダ・アコード (Honda ACCORD)の「17,797件」、そして3位はヒョンデ・ソナタ (Hyundai Sonata)で「17,687件」となりました。
まさかホンダのフラッグシップセダンとなるアコードが、ここまで多く盗まれているのは予想外でしたが、その一方で車両本体ではないものの、「僅か10秒」ほどでレーダーセンサーが盗まれてしまう事案も発生しており、ホンダも盗難対策に加えて、根本的な設計変更に追われる日々。
タイヤホイールが盗まれる話は、よく耳にしますが、まさかレーダーセンサーまで盗難の対象になってしまうとは…
それだけ自動車には、窃盗団から見てもお宝になる要素がたくさん隠れているのでしょうね。
日本に比べて盗難件数は圧倒的だが、年々盗難被害件数は減少

話はアメリカでの自動車盗難について戻しますが、NCIBによると、ヒョンデとキアは他社に比べて「盗みやすい構造」になっていることから、窃盗犯の標的になってきましたが、直近の新型車では対策が施されているからなのか、3年連続で被害は減少。
ただそれでも、2025年はヒョンデとキアの車両が全車両盗難件数の14%を占めているわけですが、2023年の23%からは減少しているようです。
参考までに、以下の2025年最新となる盗難車両ランキングをを見ていくと、フォードF-150やシボレー・シルバラードなど、アメリカで最も売れている大型ピックアップもランクインしています(日本でいえばランクル的なモデル)。
あとは、日本だとSUV系やミニバン系の盗難被害が多い印象ですが、アメリカではセダン系が圧倒的に多いようですね。
1位:ヒョンデ・エラントラ・・・21,732台
2位:ホンダ・アコード・・・17,797台
3位:ヒュンダイ・ソナタ・・・17,687台
4位:シボレー・シルバラード1500・・・16,764台
5位:ホンダ・シビック・・・12,725台
6位:キア・オプティマ・・・11,521台
7位:フォードF-150・・・10,102台
8位:トヨタ・カムリ・・・9,833台
9位:ホンダCR-V・・・9,809台
10位:日産アルティマ・・・8,445台
以上の通りとなります。

