ホンダが2028年までに「ほぼ全車ハイブリッド化」へ意気込み。EV全振りの目標を修正し、主力e:HEVを軸に据える現実的戦略。シビックタイプRだけは例外になる?
(続き)日本だけでなく、豪州のホンダ車もどんどんハイブリッドモデル拡大へ
引き続き、今後のホンダ車の展開について見ていきましょう。
シビックやアコード、ヴェゼルなどの主力モデルも、ハイブリッド化が主流に

この他、一部の市場にてラインナップされるシビックであったり、日本市場向けのアコードに関しては、既にハイブリッド(e:HEV)専用モデルになっていますし、当然のことながら新型プレリュードもe:HEV限定。

BセグメントSUVのヴェゼル (Vezel)も、日本向けだとガソリンとe:HEVの2種類をラインナップしていますが、次期ヴェゼルはe:HEVのみに集約されるとの噂ですし、ZR-Vも2026年3月のマイナーチェンジでガソリン車を廃止し、e:HEVモデルのみに集約されました。

CR-Vに関しては、日本向けだとe:HEV RSのみのラインナップとなりガソリンモデルの設定は無し。
一方でオーストラリア向けは、CR-Vのグレードラインナップを全面的に見直し、3列7人乗りの1つを廃止して、全6グレードのうち4種類がハイブリッドを設定しているため、ガソリンモデルが廃止となるのも時間の問題となっています。
ホンダとしては、「ハイブリッド=高級車」というイメージを払拭したい

ホンダによると、オーストラリアにて2026年モデルとして販売されたCR-Vの85%がハイブリッド車となり、同ブランドのベストセラーであることから、ブランド全体の販売台数の80%もハイブリッド車になる見込みとのこと。
ホンダ・オーストラリアの自動車部門ゼネラルマネージャーであるニック・パーキントン氏は、「長年にわたり、ハイブリッド車は一部の購入者にとって少し手の届かない存在だったと思います」と語り、加えて「これまでのラインナップでは、ハイブリッド車は最上位モデルに位置づけられていましたが、2026年のアップデートによって、ハイブリッド技術が真に民主化されました。より低価格帯で、より低グレードのモデルにも搭載されるようになり、手の届きやすいになりました」とコメント。
つまり、ホンダとしても「ハイブリッド=高額モデル」「ハイブリッドモデル=上級民が購入する車」というイメージを払拭するためにも、ハイブリッドのラインナップ拡大と、低価格帯でも購入できる身近なハイブリッドモデルとなるよう、根本的な「ハイブリッドのイメージを覆す」ことにも注力しているのかもしれませんね。

なおロバート・ソープ氏も、以下のコメントの通り、CR-Vにハイブリッドモデルを追加することで、国内で最も人気のある新車セグメントにおいて、ライバル車との競争力を維持できることも明らかにしています。
2025年の中型SUVセグメントを見てみると、そのセグメントの販売台数の半分以上がバッテリー式電気自動車かハイブリッド車であり、その割合は今後さらに増加すると予測されている。
ここ数年、私たちは電動化時代への移行はハイブリッド車を通して行われるという確固たる信念を持ってきました。
つまり、大多数の消費者は、他の技術に移行する前に、自然とハイブリッド車に移行するだろうということです。
市場は急速に変化していますが、特にハイブリッド車は消費者の行動様式を変える必要がないため、現時点ではこれが正しい戦略だと考えています。実際、人々にとって移行は容易です。
1ページ目:ホンダが2027年~2028年にかけて、ほぼ全てのモデルをハイブリッド車にしていく考えを示している?





