日産の名車「プリメーラ」がBEVセダンとして20年ぶりに復活へ。中国の新型N7をベースにフィリピンで市販化。日本でも「シルフィ」として導入の可能性も
日産が中国を起点に新たなる反撃へ
2026年4月24日、日産は中国・北京モーターショー2026にて、今後市販化予定となっている新型テラノ PHEV コンセプト (Nissan New Terrano PHEV Concept)と、新型アーバンSUV PHEV コンセプト (New Urban SUV PHEV Concept)を発表しました。
その他日産は、中国にて開発するSUVなどの新型車5車種を2027年までに投入する計画を明らかにし、中国を起点にして開発と輸出することも発表。
この輸出対象には、南米や東南アジア、更には日本市場も視野に入れているとのことですが、まずはピュアEVセダンの新型N7を手始めとし、今後更なる中国製のモデルを拡大していく考えを示しています。
フィリピンにて、新型N7が「プリメーラ」として復活へ

今後、中国市場専売としてだけでなく、グローバルモデルとして輸出し、更なる販売台数の増加が期待される日産ですが、今回最も注目したいのが、フィリピンにて「とある新型車」に関する技術仕様書が提出されたということ。
そのモデル名は「プリメーラ (PRIMERA)」と呼ばれるモデルで、日産が過去にラインナップしていたミドルサイズセダンになります。
何とこのプリメーラというモデルが、約20年ぶりに100%電気自動車(ピュアEV)として復活するとのことで、そのモデルベースが中国日産のN7であることも明らかになっています。
新型プリメーラのボディサイズは、そのまんまN7と同じ

フィリピンエネルギー省(DOE)の公式ホームページをチェックしていくと、何とプリメーラの名称が掲載されているんですね。
同省に提出された書類の詳細を確認していくと、新型プリメーラはBEVセダンとして登場することが示唆されており、全長4,930mmと非常にロングで、トヨタ・カムリ (Toyota Camry)を凌駕するレベル。
ホイールベースも2,915mmと非常にロングタイプなのですが、実はこの寸法、東風日産が中国向けにラインナップしているN7のボディサイズと全く同じなんですね。
参考までに、N7のボディサイズは全長4,930mm×全幅1,895mm×全高1,487mm、ホイールベース2,915mmで、中国市場ではミドルサイズセダンという立ち位置でラインナップされており、日本市場でいえば、フラッグシップセダンのフーガ (FUGA)に相当するような室内空間を確保しています。
リアテールゲートに”PRIMERA”の車名ロゴが採用される以外は、基本的にN7と変わらず

続いて気になるパワートレインですが、こちらもN7同様に、シングルモーターを搭載することでシステム総出力218ps/システムトルク305Nmを発揮。
バッテリーパックは60kWhと僅かに異なりますが(中国向けは58kWhと73kWhの2種類)、航続可能距離は500kmと割かし現実的。
共通の車体形状から判断すると、テールゲートに新しいプリメーラのロゴが入る以外は、N7と比べてスタイリングに大きな変更はないと予想。

内装も、ほぼそのままN7から引き継がれると予想され、シンプルなダッシュボードに15.6インチのインフォテインメントディスプレイが搭載される予定です。
