なぜ日産車はSNSで叩かれやすいのか?新型セレナ (C28)等のスイッチ式シフトや2スポークステアリングなど、ネットの批判と元オーナーが実感した『リアルな実用性』
何かと叩かれやすい日産だが、そのなかでも何かと叩かれているものがいくつかあるようだ
2026年に様々な新車・新型車が発売予定となっている日産。
新CEOとなるイヴァン・エスピノーサ氏のもと、日産が再起をかけて注目モデルを多数販売する計画となっていますが、その一方で何かと叩かれ傾向にあるのが、日産車の操作系や各種パーツ類の使い勝手と品質、そして質感について。
実際に日産車を所有していた私も、何かと騒がれたスイッチ式シフトを普段使いしていたため、使いやすいかどうか、実際に押し間違いはあったのかどうか、なども検証してきました。
しかしながら、実際に検証してもSNSやYouTubeでは主観的な意見であったり、その人の固まった意見が変わることが無いのが現実で、「日産だから叩いても良い」といった偏った風潮があるのも微妙なところ。
今回は、そんな機能面や操作性、質感という点において、具体的にどの辺りが叩かれているのか?チェックしていきましょう。
SNSやYouTubeで、とにかく叩かれているのはスイッチ式シフト

まず、日産車で最も叩かれているのが、こちらのスイッチ式シフト。
現在ラインナップされているモデルだと、現行セレナ (Nissan New Serena, C28)や新型リーフ (New Leaf, ZE2)、更には2026年7月中旬に発表・発売予定となっている新型エルグランド (New Elgrand, E53)でも採用されています。
このスイッチ式シフトで何かと叩かれているのが…
■横並びで押し間違いが起きるのではないか?
■ホンダのスイッチ式シフトとは異なり、同じ面で物理スイッチが並べられているので分かりづらい
■ブラインド操作しづらい
■セレナ (C28)の場合だと、ピアノブラック調のスイッチなので指紋が気になる
■物理スイッチの”P”や”R”、”N”、そして”D/B”がLEDバックライト式なので、仮にブラックアウトなどしたときにスイッチの配置がわからない
以上の通り、こういった形でとにかく批判の対象となっていたのが、セレナ (C28)などのスイッチ式シフト。

こちらは新型リーフのスイッチ式シフト。
先ほどのセレナ (C28)では少々分かりづらかったのですが、こちらのハードプラスチックで見ていくと、”R”スイッチと”D”スイッチでは、指で触れた瞬間にどのスイッチなのかがわかるように、ちょっとした凹凸を設けたり、”R”スイッチのみトグル風のスイッチにするなどの工夫が施されているものの、これも実際に使ってみないとわからないのが現状です。
そのため、画像や見た目だけで判断し、SNSやYouTubeにてネガティブな意見だけが拡散されてしまうと、「日産の物理スイッチって評判悪いんだな」といった意見ばかりが注目されてしまうんですね。
電制シフトにおいても「価格の割に質感がチープすぎる」として叩かれることも

一方で、こちらはスイッチ式シフトではないものの、「高価格帯の車なのに、シフト周りがチープで質感が低い」と批判的な意見が集中しているものも。
例えば、上の画像のように現行フェアレディZ (New Fairlady Z, RZ34)だと、9速ATモデルは電制シフトを採用しながらも、シフト周りがハードプラスチックでチープな見た目になっているために、SNSでは「車両価格500万円以上もする車の内装とは思えないほどにチープ」と批判されることも。
反対にエクストレイルやアリアの電制シフト周りは、そこまで話題にはならなかった

一方で、エクストレイル (T33)の電制シフト周りだと、ハードプラスチックではなく杢目風のオーナメントパネルを採用しているため、質感としては決して悪くなく、ほとんど話題になっていないのが現状です。
話題にならなかったらならなかったで、エクストレイル (T33)の注目度ってその程度なのだろうか?と、結果的にマイナスなイメージを持たれてしまいそうなところですが、実際にRZ34やT33を所有した身からすれば、何れも特に質感という点での不満は無し。

一方のアリアの電制シフトについても、エクストレイルに近しい質感だからなのか、こちらもそこまで大きな話題にはならなかったのが残念。
スイッチ式シフトと電制シフトには、それぞれにメリットや良さがある

ただ、シフトの使い勝手や操作性という点で考えれば、先ほどのスイッチ式シフトは使いづらいものの、必ず目視でスイッチ位置を確認してから操作するため、ワンクッションおいての操作になれど「確実に失敗せず操作できる」というメリットがあるんですよね。
一方の電制シフトも、プリウス同様に最初は戸惑う部分はあれど、スライドが少しカタメなので、変に操作ミスをしないのがメリットなのかもしれませんし、個人的には、”D”レンジもしくは”R”レンジにスライドしたときの感触やフィーリングが、マニュアルシフトに近い”スコッ”と入る感覚で気持ち良かった。