トヨタがBEVスポーツカー向けのフェイクMTの新特許公開!操作ミスで「エンストする」機能を再現。運転レベルで難易度が変わる新制御も
(続き)トヨタが作り上げるBEV×フェイクMTには、まだまだ大きな壁が立ちはだかる
引き続き、
トヨタが開発を続ける100%電気自動車 (BEV)とフェイクマニュアルトランスミッション (MT)について見ていきましょう。
ドライバーの運転レベルによって、MTの難易度も変化するという「ゲームのような世界観」

トヨタによると、
今回のフェイクMTの技術は、
ドライバーの運転能力をシステムが判断できるようにする可能性もあり、
更には特許内容には、
ドライバーがMTの操作に習熟しているかどうかを評価し、
それに応じてアシスト機能を調整する技術が記載されているとのこと。
つまり、
ドライバーの運転技量によって、
マニュアルのレベルがその都度変化することを意味するわけですが、
まさかゲームのような世界観が、
実車でそのまま反映される時代が来ようとは…
初心者ドライバーには、
自動的にヒルホールドアシストが提供され、
より自信のあるドライバーは自力で操作することになるとのこと。
また、
よりアグレッシブな発進のためにフェイククラッチを放すことができる、
ローンチコントロール機能も搭載される予定です。
BEV×フェイクMTは、AT限定免許でも運転可能?それともMT免許取得必須?

まるでゲームの世界をそのまま現実世界に送り込むかのような、
フェイクMT技術ですが、
一方で自動車メーカーを大きく悩ませるのが「法の壁」
2025年、レクサスのアシスタントチーフエンジニアである寺田康之 氏は、
オーストラリアカーメディアDrive誌の取材に対し、
「一部の国では規制上の問題が未解決のままであり、プログラムの実施を遅らせている」とコメント。
例えば、
イギリスや日本では、
AT車で免許を取得したドライバーは、
マニュアル車を運転することが認められていませんが、
フェイクマニュアルトランスミッション車を運転することは許されるのだろうか?
といった「グレーな領域の問題」もあるんですよね。
この点も今後の大きな課題となりそうですが、
個人的にはマニュアル操作及び「エンスト」という技術が盛り込まれる以上は、
MT免許を取得しているドライバーに限定した方が、
後々のトラブルや事故を予防できるのでは?とも考えています。
トヨタの特許技術を見ていると、BEVは新たな角度からの技術や世界が開拓できそうだ

寺田 氏は、
「もしそのシステムを提供し、オンオフを切り替えられるようにしたら、その車はどの運転免許で登録できるのだろうか?」とも考えを巡らせており、
今後の新たな問題・課題になりそうなところ。
トヨタが、
この奇抜なアイデアを実際に製品化するかどうかは不明ではあるものの、
一部の自動車メーカーがBEVを未来的に見せようとしている一方で、
トヨタはEVを古き良き時代の風格ある車にしようと考えているところは、
ある意味でトヨタらしい部分。
このアイデアには、
大きな可能性が秘められているようにも見え、
例えば非シンクロ式のギアボックスをシミュレートし、
ダウンシフトのたびに完璧なレブマッチングを強制するようなものもあれば、
ギア比やファイナルドライブを「交換」して、
曲がりくねった道でどの設定が最適か試すことも可能になるそうで、
まだまだBEVの新たな未来や可能性が切り拓かれそうですね。
1ページ目:トヨタが開発中のフェイクMTは「エンスト」も可能になる?




