フォルクスワーゲングループが車種を50%削減へ。更に日産と大型SUV共同開発の提携交渉とも報道
フォルクスワーゲングループ全体でモデルラインナップの50%縮小は強烈
世界的に販売台数が落ち込んでいるフォルクスワーゲングループ。
同グループの販売状況が宜しくないことは、
以前から報じられていましたが、
どうやら今後、
大幅な規模縮小を行うという包括的な計画が明らかとなりました。
同社は、
傘下ブランド全体のモデルラインナップを最大50%も削減する意向で、
ポートフォリオは半分に縮小され、
「最も魅力的な市場セグメント」で競合するモデルだけが残る可能性が高いようです。
ラインナップだけでなく、遂にオプション数も最大75%削減されるとは…

この他、
存続するモデルにて利用できるオプションの数は「最大75%」も削減され、
パッケージングや標準装備を充実させることで、
更なる利益率の向上につなげるとのこと(海外カーメディアmotor1.comより引用)。
フォルクスワーゲングループは、
これまで高額モデルだけでなく大衆モデルにおいても、
顧客が細部に至るまで車をカスタマイズできる、
優れたオプションとサービスを提供してきました。
しかしながら、
コスト削減策の一環としてオプションリストが大幅に簡素化されるため、
そうした時代は終焉を迎えようとしています。
今後このフォルクスワーゲングループは、
「顧客にとって最大の付加価値をもたらし、グループへの貢献度も、最も高い製品と技術」を優先していく意向を明らかにしました。
フォルクスワーゲングループは、会社を存続させるために既に動き出している

つまり、
最も人気のあるモデルと、
最も高い利益率を生み出すモデルに注力するとのことで、
同グループが述べた声明の「即時発効」という部分は、
どのモデルやオプションを残し、
どれを廃止するかを既に決定済みであることを示唆しています。
主力車種だと思われたモデルたちが、次々生産終了をアナウンス

現時点で判明していることとして、
フォルクスワーゲン・トゥアレグやトゥーランといったミニバン系が既に生産終了となり、
T-Rocコンバーチブルも2027年に生産終了となることが明らかになっています。
その他においては、
アウディだと最近、
エントリーモデルとなるA1と、
サブコンパクトクロスオーバーのQ2の生産を終了。
これは、
ここ数年でTT/R8/Q8 E-Tronの生産が終了しているのに続くもので、
ポルシェも2025年10月に718ボクスター/718ケイマンの生産を終了し、
更に2026年7月末にはマカンの生産も終了予定です。
年間の生産能力を1,200万台から900万台へと大幅削減

フォルクスワーゲングループは、
年間生産能力をわずか900万台にまで削減し、
これは同社が年間生産能力を約1,200万台にまで増強するために投資を行っていた、
昨今の諸事情以前の時代とは大きく異なるものになっています。
同社はすでに200万台の生産能力を削減しており、
さらに100万台規模の削減を目指しているわけですが、
日産のように「いかに効率良く生産し、無駄を省いて利益率を高めていくか」を優先していくことを目指していることがわかります。
年間生産能力の更なる削減にもかかわらず、
同社は4つの工場閉鎖に関する報道もありましたが、
こちらに関しては一切コメント無し。

これは2026年6月末、
ドイツ経済誌であるマネージャー・マガジンが、
フォルクスワーゲングループの持つ「ツヴィッカウ/エムデン/ハノーバー/ネッカーズルム」の各工場を、
閉鎖する可能性があると報じられました。
さらに同誌は、
同社が解雇者数を10万人に倍増させることを検討していると報じているわけですが、
これらについても一切言及されていないため、
現在粛々と進められている可能性もありそうですが、
いよいよ本格的に追い込まれる状況にまで陥っているのかもしれませんね。