終売報道のホンダ・オデッセイの強みとは?アルヴェルや新型エルグランド (E53)に対する装備・サイズ・重量差を検証
日本国内向けの生産・販売終了が報道されてからも、大きな注目が集まらないオデッセイ
2026年度末で日本向けの生産・販売が終了する、
ホンダのラージサイズミニバンでお馴染みとなるオデッセイ (Honda Odyssey)。
2021年に国内生産を終了し、
一旦国内向けの販売が終了した後、
2023年12月にフルモデルチェンジすることなく、
中国製として復活を遂げたわけですが、
思いのほか安定した受注を獲得できず再び生産終了が報道されました。
オデッセイの置き換えモデルとして、
2027年に3列シートSUVの新型アヴァンシア (New Avancier)が復活するわけですが、
これだけ大きく報道されながらも全く注目されていないのは何とも寂しいところ。
そんなオデッセイですが、
現時点で競合モデルのトヨタ・アルファード (Toyota New ALPHARD, 40系)/ヴェルファイア (New VELLFIRE)や、
日産の新型エルグランド (Nissan New Elgrand, E53)に対抗できる機能・装備はあるのか?チェックしていきましょう。
2列目キャプテンシートの中折れ機構

まずは、
オデッセイの2列目キャプテンシートに標準装備されている中折れ機構について。
この機能は、
背もたれの上部を独立して角度調整できる機能で、
リクライニングした状態でも視線を前に向けられるというもの。
新型エルグランド (E53)でも採用されている機能で、
一方のアルファード/ヴェルファイアでは採用されていない機能なので、
ある意味ではオデッセイのちょっとした強みの一つ。

ただし、
この中折れ機構は複雑なフレームや多数の部品で構成されているために、
無理な体重移動であったり、
中長期的に活用すると異音が発生する恐れもあるので、
定期的に販売店での点検・メンテナンスが必要となる可能性があります。
3列目シートは床下収納

続いては、
オデッセイの3列目シートが床下収納であること。
アルファード/ヴェルファイアやエルグランドの場合、
3列目シートは跳ね上げ固定になるため、
その場合に2列目キャプテンシートをリクライニングする際、
跳ね上げたシートと干渉してしまい、
仰向けレベルまで倒すことができません。
一方でオデッセイの場合は、
床下収納で完全にシートが隠れる為、
2列目キャプテンシートをリクライニングしても全く干渉しないのは便利。
この点は、
ミドルサイズミニバンのステップワゴン (STEPWGN)にも継承されています。

ただしその一方で、
床下収納による弊害だからなのか、
オデッセイでは四輪駆動[4WD]モデルがラインナップされていません。
元々は、
排気量2.0L 直列4気筒直噴エンジン+デュアルモーターを組み合わせるハイブリッドe:HEVのみのラインナップで、
駆動方式も前輪駆動[2WD]のみの設定となっているわけですが、
やはり床下収納による影響で、
後輪モーターを搭載するだけのスペースが確保できないからなのか、
ステップワゴン含めて四輪駆動[4WD]が中々設定されないんですよね。

一方で、
跳ね上げシートを採用しているアルファード/ヴェルファイアのHEVモデルや、
エルグランド e-POWER (E53)では、
電動四輪駆動を設定しているので、
幅広いユーザーだけでなく、
雪国エリアのことも考慮して上手くラインナップしています。
