パガーニに使用されるボルト1台分の総額がポルシェ911超え!1本1.3万円のボルトから紐解くハイパーカーの製造工程と維持コスト

芸術性を求めるスーパーカーは、細部のパーツにまで一切の妥協を許さない

イタリアの少量生産型ハイパーカーメーカーでお馴染みとなるパガーニ。

 

日本の有名実業家である前澤友作 氏も、

ワンオフモデルとなるゾンダZOZOを所有していたことで有名(すでに売却済み)。

 

そんなパガーニのラインナップモデルとなるウアイラ (Pagani Huayra)などに使用されているボルトの総額が、

ポルシェ新型911のベースグレードよりも高額であることが判明しています。

 

具体的にどれだけのボルトが使用され、

総額にしていくらぐらいなのかチェックしていきましょう。


パガーニ車に使用されるボルトの数は約2,000本で、ボルトの総額だけで2,500万円を超える

「ボルトの山」と聞くと、

通常あまり価値のないものを意味しますが、

それがパガーニのボルトとなると話は大きく変わります。

 

っというのも、

パガーニに使用されているボルト全ての金額を足し合わせると、

アメリカにて販売されている新型ポルシェ911ベースグレードの135,500ドル(日本円で約2,140万円)よりも、

高額であることが判明しています。

 

つまり、

1台の車に使われるボルト総数の値段が、

ポルシェ1台分の価格よりも高いという衝撃の事実。

というのも、

パガーニ1台には約2,000本のボルトが使われており、

1本あたり約60ポンド/80ドル (日本円で約1.3万円)なので、

合計で約120,000ポンド/約161,300ドル (日本円で約2,540万円)にもなるんですね。

 

これは、

税金やオプションを除いてもパガーニの価格が310万ユーロ/358万ドル (日本円で約5.6億円)にもなる理由を説明するのに、

最適な例と言えます。

ボルト1本1本に命が吹き込まれた究極の芸術品

上の画像は、

海外自動車系YouTuberのマット・ワトソン氏が主催した、

最近のcarwow工場見学ツアーにて撮影されたもので、

同氏によると、

チタン製の留め具にはそれぞれ、

人間の髪の毛の35分の1の細さである、

わずか2ミクロン(0.002mm)の深さで”Pagani”のロゴが刻印されているとのこと。

 

カメラには、

その刻印に使用された工具まで映っています。

ただし、

ここで一つ注意してほしいポイントとして、

60ポンド/80ドルが実際のコストなのか、

平均的な見積もりなのか、

それとも交換部品の価格なのかが明らかにされていないということ。

 

したがって、

合計120,000ポンド/約161,300ドルは、

公表された製造コストではなく、

単純な計算によるものではあるものの、

この動画内では、

全パガーニ車に注ぎ込まれた芸術性と職人技を示しているため、

工場見学の中身も非常に価値のあるものであることは間違いなさそうです。

オイルレベルゲージも、

まるで宝石のような美しさにも見えますが、

ほぼほぼ目に見えないパーツにおいても妥協せず、

全てにおいて芸術性を求めてきたパガーニの努力の結晶そのもの。

 

ちなみに、

ボルトはチタンから削り出され、

陽極酸化(アルマイト)処理が施されていますが、

そのこだわりはそれだけに留まりません。

 

パガーニは、

オイルレベルゲージを実際に取り付けて、

締め付けた時の止まり具合を確認しています。

 

その後、

ロゴが完璧にまっすぐになるように刻印を施し、

最終的な取り付け工程へと送り返します。

ステアリングホイールの加工にも徹底したこだわりを見せるパガーニ

ステアリングホイールも同様に徹底した作り込みになっていて、

43kgのアルミニウムの塊から加工が始まり、

機械加工を経てわずか1.7kgにまで軽量化されます。

 

その後、

80歳の職人がさらに8時間かけて手作業で磨き上げているそうで、

このレベルのこだわりは、

目に見える部分だけにとどまりません。

 

ホイールベアリングからコントロールアームに至るまで、

すべてが自動車部品というより彫刻作品のように仕上げていきます。

2ページ目:エンジンオイル交換だけで約230万円?!パガーニよりも維持費がかかるブガッティのリアルな維持費はいくら?