新型エルグランド(E53)の誤解と「日産叩き」を考察!e-POWERの構造と車重・ホイール規格の注意点を技術的に解説
「日産=叩いていいメーカー」という風潮が、民度の低さを物語っている
2026年7月16日に発表・発売されて、
もうすぐ1か月が経過する日産の新型エルグランド (Nissan New Elgrand, E53)。
16年ぶりのフルモデルチェンジとなり、
更に2026年7月度の国産車・新車販売ランキングにおいては36位にランクインするなど、
徐々に日産も復活の兆しが見えてきました。
ただその一方で、
エルグランドが発売されてからもSNSやYouTube、
各種媒体のコメント欄を見ていくと、
相変わらず同車含めての「日産叩き」が過熱していて、
「とりあえず日産なら叩いても良い」という謎の風潮が広まっているのも謎。
こうした謎の「日産叩き」によって、
叩いているユーザー民度の低さも露呈しているわけですが、
具体的にどのような点で批判されているのか見ていきましょう。
発売後も何かと叩かれる新型エルグランドのデザイン

まず、
新型エルグランド (E53)でとにかく叩かれているのがフロントマスク。
これは2025年10月のジャパンモビリティショーにてワールドプレミアされてからも、
常々否定的な意見として挙げられるのですが、
粒々のドット柄フロントグリルが「酷い」「これを車に採用するのは間違っている」といった意見が散見されます。

日産としては、
こうしたドット柄グリルの否定的な意見を予見していたのか、
ブラックアウトグリルをディーラーオプションとして準備し、
粒々感を無くすことでよりクリーンさと威圧感を両立できるパーツをラインナップ。
しかしながら、
それでも「粒々グリル自体があり得ない」といった意見も散見されるため、
何をどのように工夫したところで「日産が叩かれることは変わらない」のも不憫でならない所。
未だに散見されるエルグランド (E53)の低排気量問題

続いて、
こちらも未だに批判的が多く散見されるのが排気量問題。
新型エルグランド (E53)に搭載されるパワートレインは、
新開発の排気量1.5L 直列3気筒ターボエンジンで、
これをベースにシリーズハイブリッドの第三世代e-POWERが搭載されることで、
排気量5.0L V型8気筒自然吸気エンジン相当のスペックを発揮します。

しかしながら、
SNSやYouTubeなどでは「1.5L直3ターボの非力なエンジンで、あんな巨体を走らせることができるの?」といったコメントも稀に見られ、
e-POWER用のエンジンが、
未だ駆動用として扱われているという認識が一定数見られるようです。
参考までに、
e-POWER用に搭載されるエンジンは、
駆動用ではなく発電に特化したエンジンなので(電気自動車でいえば電源元)、
直接車輪を回す従来のエンジン車とは異なり、
排気量はそこまで重要ではないんですね。
エンジンは発電効率の良い一定の回転数で回せるため、
小排気量でも大きな電力を生み出すことが可能ですし、
特に日産の直列3気筒ターボエンジンによる発電効率の高さと、
今回の第三世代e-POWERによるバッテリーと駆動用モーターのバランスによって、
エルグランドに強力な出力とトルクが発揮できるわけですね。
シリーズハイブリッドだと、小排気量エンジン=自動車税が抑えられる

あとは、低排気量エンジンという特性を活かすことで、
毎年5月に支払い義務が発生する自動車税においても、
実はノート/セレナ/キックスと同じで、
排気量1,000cc超から1,500cc以下に該当し30,500円なのも、
隠れた魅力の一つだと思います。

