日産の新型ローグ/エクストレイル (T34)が初期品薄の恐れ?上位グレード優先展開とアメリカ独自の「プレ値転売」事情を解説
(続き)日産の新型ローグ/エクストレイルは、最初は入手困難なモデルになるかもしれない?
引き続き、
日産のフルモデルチェンジ版・新型ローグ/エクストレイル (T34)について見ていきましょう。
日本とアメリカの販売店/ディーラーの立ち位置の違い

先ほどのアメリカの正規ディーラーでの新型車の販売方法については、
多くの方が意外に感じたかと思われますが、
実は日本とアメリカでの正規ディーラーの立ち位置は、
以下のように異なっています。
[価格基準]
日本・・・原則としてメーカーのワンプライス(値引き交渉あり)
アメリカ・・・基本は「時価」。需要予測で価格が毎日変動
[マークアップの表記]
日本・・・原則なし(中古車や転売を除く)
アメリカ・・・窓ガラスに「Market Adjustment」という別紙が貼られる
[メーカーとの関係]
日本・・・メーカーの看板を背負い、ブランドイメージを重視
アメリカ・・・完全に独立した販売業者。自店の利益最大化を優先
以上の通り、
こうして見るとアメリカの自動車ディーラーは「強気」であることがわかりますね。
新型ローグのエントリーグレードは、上位グレードよりも数か月遅れての発売になる?

日産は、
どれだけの遅れを取り戻す必要があるかを正確に把握していて、
ハイブリッド車やプラグインハイブリッド (PHEV)車、
バッテリー(BEV)電気自動車を合わせた販売台数は、
2026年第2四半期に米国の小型車販売台数の約24%に達し、
前年同期の22%から増加したため、
当初の2027年半ばまで待つことは選択肢からなくなっています。
T34型ローグの初期ロットモデルに関しては、
生産効率や利益率を優先して上位グレード(おそらくSRグレードとPlatinumグレード)のみのラインナップとなるため、
ベースグレードのローグ e-POWERを求める顧客は、
フル装備&フルオプションのグレードを希望する顧客よりも数ヶ月長く待たなければならないことに。
Automotive News曰く、
2027年3月までに在庫は約6,000台に達し、
その時点でさらに2つのグレードがラインナップに加わり、
本格的な発売規模となる見込みとのこと。
アメリカ市場では、ガソリンモデルのT34ローグも販売予定
生産体制はしばらくの間、
分割されたままとなり、
ガソリンエンジンのみを搭載したT34ローグに関しては、
2027年夏から日産のテネシー州スマーナ工場にて生産が開始される予定。
但しe-POWERモデルの国内生産においては、
2028年初頭まで始まらないとのことなので、
その間は日本からの輸入に限定されるとのこと。
シリーズハイブリッドe-POWERは、排気量で走るアメリカ市場では物議を醸す恐れも?

日産のe-POWERシステムは、
従来のハイブリッドとは異なるシリーズハイブリッドで、
パワートレインも排気量1.5L 直列3気筒VCターボエンジンを発電用として活用するため、
「排気量不足」
「直列3気筒エンジンで大丈夫なのか?」といった懸念は無し。
アメリカのように「排気量で走らせてナンボ」と言われる市場においては、
最初は日産の小排気量エンジンを活用したシリーズハイブリッドは、
もしかすると批判が集中する恐れも高そうですが、
何れはその評判も時間と共に変化する可能性も高そうです。
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