自動車メーカーがブレーキキャリパーに「色」を塗る理由とは?ポルシェや日産などのカラー戦略と技術的背景
ブレーキキャリパーは、単に見た目を良くするためのものだけではないようだ
前回のブログにて、
日産公式がブレーキキャリパーの色に隠された意味について明らかにしたことを紹介しました。
日産の場合、
ブレーキキャリパーの色によってヒエラルキーと差別化を明確にしていたわけですが、
よくよく考えてみると、
メーカーやその車種によってもブレーキキャリパーカバーの色味が異なるのも気になる所。
今回は、
なぜ一部の車種によってブレーキキャリパーカバーの色が異なるのか?
大手海外カーメディアmotor1.comが独自に調査しています。
メーカーによって、選択できるブレーキキャリパーの色は異なる

フェラーリやランボルギーニ、
マクラーレン等のハイパフォーマンスモデルを多くラインナップするメーカーを見てみると、
巨大なホイールや数えきれないほどの排気管以外にも、
様々なブレーキキャリパーカラーを採用していることが確認できます。
特にスーパーカーメーカーの場合は、
仕様決めの際にボディカラーやホイールカラーに合わせて、
ブレーキキャリパーを好みの色に設定できるようになっていますし、
場合によってはワンオフでのオリジナルカラーに塗装することも可能です。

一方で、
メルセデスベンツやBMW、
アウディといった欧州メーカーだったり、
トヨタやレクサス、
ホンダ、日産などと言った日本の自動車メーカーだと、
その車種によってレッドだけだったり、
イエローやブルー、
ブラック、シルバー、
あるいはオレンジカラーなども設定可能になっています。
鮮やかな色のブレーキキャリパーは、
ハイパフォーマンスモデルの美学においてお馴染みの要素となっていますが、
単に車の見た目をかっこよく見せるためだけでなく、
別の目的で設定していることがあることをご存じでしょうか。
高性能なブレーキであることを主張するために「色」が使用されることに

ブレーキキャリパーは、
自動車のブレーキシステムにおいて最も重要な部品の一つで、
ブレーキパッドをローターに押し付けることで、
車を減速させるために必要な摩擦を生み出します。
ハイパフォーマンスモデルに搭載されているブレーキ装置は、
一般的な乗用車に比べて大型で高度なものが多く、
自動車メーカーやブレーキ部品メーカーは、
こうした高価な装置を際立たせる方法として、
「色」を使い始めました。

フェラーリの場合だと、
レッドのブレーキキャリパーを有名にするのに貢献し、
数多くの高性能車においてもブレーキシステムを供給するブレンボもまた、
カラフルなキャリパーを、
特徴的で視覚的シンボルにする上で大きな役割を果たしています。
やがてレッドブレーキキャリパーは、
その色自体が必ずしもハードウェアの特定の特性を示すものではないにもかかわらず、
性能の象徴として認識されるようになりました。
