マツダ幹部が新型スポーツカー向け「駆動用ロータリーエンジン」に言及!音・フィーリング重視とハイブリッド化の真実

(続き)マツダ幹部が次世代ロータリーエンジンについて更に言及

引き続き、

マツダ・モーター・ヨーロッパの製品企画マネージャーであるモーリッツ・オズワルド氏が語る、

「次世代ロータリーエンジン」について見ていきましょう。

「ロータリーエンジン×多段階変速機」の組合せから、スポーツカーを強く示唆

オズワルド氏は、

ロータリーエンジンとトランスミッションの組合せについても言及していて、

「CVT(無段変速機)は、ギアチェンジやドライバーの運転感覚において多くの欠点がある。真の繋がりが失われてしまう」と語り、

これはロータリーエンジン搭載スポーツカーの夢を守るための設計であることも示唆しています。

 

従って、

この駆動用ロータリーエンジンは、

将来的に市販化される可能性の高いアイコニックSP (ICONIC SP)のことを指しているのかもしれません。

実際にマツダは、

次世代ロータリーエンジンに関する新特許も出願しており、

このエンジンが新型スポーツカーのアイコニックSPに搭載される可能性を示唆していました。

 

こうした特許出願の背景も知っていると、

今回のオズワルド氏の発言内容とも一致する部分が出て来るため、

「ようやくマツダも駆動用ロータリーエンジンの準備を始めたか」と思えるんですよね。

繰り返しにはなりますが、

現代のロータリーエンジンと、

過去のロータリーエンジンの違いとして、

現在MX-30 R-EVに搭載されるロータリーエンジンは駆動用ではなく発電用であること。

 

現代のロータリーエンジンは、

発電機を回転させて、

その発電機がバッテリーに電力を供給し、

電気モーターだけで推進力を得る構造となっているため、

従来のエンジンというよりは小型の車載発電機という立ち位置。

こうした「エンジンを発電機として活用し、電動モーターを駆動用に変換するシリーズハイブリッド」を採用するモデルといえば、

ダイハツ・ロッキーやトヨタ・ライズ、スバル・レックスといったe-SMART HYBRIDだったり、

日産ノート/キックス/エルグランドといったe-POWERが挙げられます。


今現在もロータリーエンジンを開発し続けているのはマツダだけ

なおマツダは、

1965年のコスモに始まり、

2012年のRX-8までにおいてロータリーエンジンを一貫して採用し続けてきました。

 

現在は、

このロータリーエンジンの設計にこだわり続けているメーカーはマツダだけで、

同氏が、社内の熱意を懐古的なマーケティングではなく「本物」だと評するのは、

まさにこうした歴史があるから。

 

同氏は、

「マツダには、そして私がマツダで働くのが本当に好きな理由でもあるのですが、熱狂的なファンがたくさんいるんです」と述べ、

マツダの社員が社内で強く求めてきたことを改めて強調しています。

 

これも繰り返しにはなりますが、

技術的な裏付けも得られていて、

2023年に出願された特許には、

ロータリーエンジン専用の排気ガス再循環システムが記載。

 

これは従来のロータリーエンジンの設計において、

ハウジングの冷却と燃焼温度の制御のためだけに余分な燃料を消費し、

結果として排出ガスを増加させていたという長年の弱点を克服するため。

 

直結駆動のロータリーエンジンが、

現在の排出ガス規制を満たすためには、

まさにこのような改良が必要になってきます。

 

これはマツダがエンジンの特性を損なうことなく、

よりクリーンなエンジンを実現するために出願した、

効率化に関する特許とも合致しています。

1ページ目:マツダ幹部が「ロータリーエンジンは発電するだけの用途だけに留まらない」と発言!

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