米国トヨタ・レクサスの9月販売が絶好調!新型RAV4&カムリ人気で電動車比率「58.2%」とマルチパスウェイの強み

(続き)2026年9月の米国トヨタ・レクサス新車販売台数から見える戦略について

引き続き、

2026年9月の米国トヨタ・レクサス新車販売台数実績から見える戦略について見ていきましょう。

なぜここまでHEV車の普及が進んでいる?

改めて、

トヨタ/レクサスのハイブリッド (HEV)モデルの販売が好調なわけですが、

これだけHEV車の普及が進んでいる大きな要因の一つには、

一部のモデルがHEV専用になったことは間違いなく、

特に米国市場で売れ筋のRAV4とカムリは、

ガソリンモデルが廃止となってHEV専用モデルになったことが大きいと考えられます。

 

年間販売台数では、

カムリがトヨタの販売台数をリードし、

月間販売台数ではRAV4がトップでした。

ランドクルーザー250 (Land Cruiser 250)やクラウンシリーズ (Crown)もHEV専用モデルとなっており、

タコマ (Tacoma)やタンドラ (Tundra)、4ランナー (4Runner)、グランドハイランダー (Grand Highlander)、

そしてカローラ (Corolla)といったモデルの大部分、

あるいは全モデルがハイブリッドパワートレインを採用しているため、

こうしてHEVモデルを大幅に拡大したことが大きな要因だと考えられます。


もちろん、HEVモデルだけでなくBEVモデルの売行きも好調

ちなみに電動車 (EV)については、

トヨタの販売台数の大部分を占めるHEV車だけでなく、

100%電気自動車(BEV)も含まれることに注意が必要。

 

トヨタはEVを大量に販売しているわけではありませんが、

既存モデルのうち2つは好調な売れ行きを見せていて、

EVモデルの中で最も古い2車種のbZとレクサスRZは、

それぞれ9月に驚異的な販売台数を記録。

 

具体的には、

bZが2025年9月に前年同月のわずか61台に対し2,381台、

RZは86台に対し578台を販売しました。

 

その結果、

両ブランドともにこれらのモデルの年間販売台数を実質的に倍増させたことになっています。

他のEVについては、

トヨタはC-HRを894台販売し、

累計販売台数は7,215台になりました。

またアウトドア志向にカスタマイズされた、

新型bZ Woodlands (日本名:bZ4X Touring)は686台販売され、

累計販売台数は2,600台となりました。

レクサス新型ESは、やはりHEVの売行きが好調

一方でレクサスは、

100%電気自動車のBEVモデルの新型ESを586台販売し、

累計販売台数は2,083台となりましたが、

当然ながらHEVのESは売れ行きが良く2,489台も販売され、

HEVモデルだけの総販売台数は5,133台となりました。

 

こうした好調な売れ行きを見ていくと、

トヨタはHEV車が成功の方程式になり得ることを疑いの余地なく証明していて、

おそらく同社がHEV車を環境に優しいものとして積極的に宣伝するのではなく、

ひっそりとラインナップモデルのスタンダードにすることで、

技術そのものよりも「その効果を強調」していることが大きな要因なのだと考えられます。

マルチパスウェイ方式という「トヨタだからこそ実現できる戦略」も最大の強み

こうした要因は、

ホンダや日産などの一部自動車メーカーが学んでいる教訓である一方、

フォードやGMのように危険を冒して無視しているように見えるメーカーもありますが、

BEVだけに特化することの危険性、

そしてトヨタのようにマルチパスウェイ戦略がいかに優秀な戦略であるか、

その一方で「資金力のある企業だからこそ実現できる戦略」なので、

この点がトヨタ最大の強みなのかもしれませんね。

1ページ目:米国トヨタ・レクサスの2026年9月の販売実績は、全体の半数以上がEVモデルであることが判明!

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