ちょっと独り言。”ウラペル”をオーダーした友人のドライビングテクニックについて考えてみた

2020-05-26

未だに忘れることのできない友人の助手席試乗時の記憶。
毎日の通勤時に、あのときの記憶を思い浮かべながら走っていると、気付いたらアクセルを踏み気味になっている自分がいるわけですね。
それだけ、あのときの記憶を思い出すと一瞬でハイになってしまい、「また助手席に試乗したい」という良からぬことを考えてしまう自分がいます。


っと、いきなり訳の分からない形で文章が始まってしまいましたが、友人が購入したランボルギーニ「ウラカン・ペルフォルマンテ(略して”ウラペル”)」の納車は、来年までまだまだ先は長そうです。
友人がオーダーした車であるにも関わらず、やはりこうして文章に起こしてみると、不思議と自分もドキドキしてしまい、「納車はまだなのか」と何故かカレンダーを眺めては一人目頭を熱くしています。

っと、また話は自分主体の内容となってしまいましたが、今回は「ウラペル」をオーダーした友人のドライビングテクニックについて記載していきたいと思います。
これまで、一般車両やスーパーカーを含めて、50台以上乗り継いできた友人ですが、やはり数多くの個体を乗ってきた経験もあってか、そのドライビングテクニックも相当に洗練されており、実際に助手席に試乗させていただきましたが、そのレベルの差を大きく見せつけられました。

例えば、私が初めて彼の助手席に試乗したポルシェ「911GT3RS」、納車してまだ日が浅いにも関わらず、兵庫県西宮市にある芦有ドライブウェイにて流して頂くことに。

正直、この個体の助手席に試乗した瞬間、私の車に対する概念は見事に打ち崩され「車の性能を最大限に発揮するというのは、こういうことを言うのか…」と自身の人生を再度見つめなおすきっかけにもなった試乗でした。

少なくとも、”長いストレートではアクセルを一気にべた踏みする”、”曲がるときは直前でブレーキしながら曲がる”といった領域を超えており、更には車体の性格をしっかりと見極め、コーナーに差し掛かったときの車体の向きや、正面・横から襲い掛かる”G”の受け止め方をここまで計算した走り方は、他に無いんじゃないか?と思ってしまう程に、インパクトが大きかったわけです。

もちろん、ポルシェという個体の性能が高いということもありますが、それ以上にこの個体をいとも簡単に操る友人のドライビングテクニックに感服。

続いては、仕事用として普段利用していたというスズキ「アルト・ワークス」。
ランボルギーニ「アヴェンタドールSV」やフェラーリ「F12ベルリネッタ」等を所有していたオーナーからは想像もつかない軽スポーツモデルですが、こちらも実は助手席試乗済み。
トランスミッションは5速MTで、大通りから狭い道まで一通り走行して頂いたのですが、車重感覚やギヤの切り替え、クイックなアクセルワークはとても軽自動車とは思えぬ加速力を発揮し、まるでスーパーカーのように高回転を維持しながらの走行。

ただ闇雲にアクセルをべた踏みするような加速ではなく、非常にナチュラルな加速で、「ここまでフラストレーションの溜まらない自然な加速ができる車があるのか?」と不思議に思ってしまうほど。
少々きつめのコーナーに差し掛かったときの減速も絶妙で、ロールも最小限に抑えつつ、さり気ないブレーキングとアクセルを使い分けるヒールアンドトゥもしっかりしていて、「今自分は本当に軽自動車に乗ってるんだよね?」と何度も問いただしてしまう程に”不思議”な助手席試乗を経験しました。

最後は、とんでもないインパクトを残してくれたフェラーリ「488スパイダー」の助手席試乗。
正直、この個体の助手席試乗がダントツで衝撃的で、何よりも助手席や周りの人たちを考えながらパフォーマンスを存分に発揮する、スーパーカーらしい走りを教えて頂き、自身の教訓にもなっている走りでもあります。
これについては、是非ともコチラの「488スパイダー」の試乗記事を見ていただきたいのですが、スーパーカーの”魅せ方”がわかる助手席試乗でした。

これまで、友人の助手席試乗は過去3度体験させていただきましたが、いずれも各個体の走行性能と個性を発揮した走りで、間違いなく「車を楽しみ、車を操作する」技術を持っていることは確かで、次に納車する「ウラペル」も間違いなく最大限のパワーを発揮させることのできるドライビングテクニックが活かされるのだろうと推測。
そうなると、やはり彼の「ウラカン・ペルフォルマンテ」の助手席試乗を希望してしまうのですが、もしこの個体に乗ってしまったら、「もう他のスーパーカーには乗れないんじゃないのか?」という様々な不安を感じさせる個体でもありますね。

友人のランボルギーニ「ウラカン・ペルフォルマンテ」の購入記はコチラにてまとめております。