ロンドンにて、世界限定5台のマクラーレン「P1LM」が登場。違和感だらけの存在感

2020-05-27

イギリス・ロンドンの中心街にて、マクラーレンの市販車両最速となるモータースポーツモデル「P1 LM」が登場。
「P1 LM」は、レーシングモデルの「P1 GTR」を公道仕様にリチューンしたモデルで、世界限定5台のみ販売された究極のロードカーとなります。

基本的なパワートレインは、「P1 GTR」と同様に排気量3.8L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、システム総出力は驚異の1,000psを発揮。
ハイパーカーモデル「F1」と同様に、エンジンルームには遮熱を目的とした金箔が貼られるというぶっ飛んだ工夫が施されていますが、それ以外にも究極の軽量化を図るためにインコネルという超合金も使用しています。


そんな何もかもがぶっ飛んだ仕様の「P1 LM」ですが、今回目撃されているのはオレンジカラーというマクラーレンの象徴ともいえるカラーですね。
「P1 LM」のオレンジカラーは、生産台数5台中/5台目に作られた最後のロットとなりますが、やはりマクラーレンのイメージに合ったカラーとは言えども、ロンドンの街中にもちょっと合っていないようにも感じられる程にとにかくド派手。

マクラーレン「P1」のリヤデザインでも、かなり派手に見えますが、「P1 LM」ともなると「ここは今レーシング場を走行しているんですか?」と思わせてしまう程。
ウルトラ級のカーボン製リヤウィングの主張はもちろん、リヤテールランプ周りから複雑なラインを描くオレンジアクセントは、まさに量産では不可能なまでのハイレベルな仕上がりとなっていますね。

これだけド派手な個体ですが、写真を撮らないわけにはいきません。
やはり女性も写真を撮ってしまいたくなるのですね。

エンジンはミドシップでありながらも、フロントノーズがやけに長いように感じますが、空力抵抗を抑えるための形状としては、これだけ落とし込んだスタイリングの方が良いのかもしれません。

ちなみに、「P1 LM」は車両本体価格だけで約3億円以上になるとも言われていますが、中古車市場にて登場した場合は、最低でも5億円で販売される可能性のある、非常に希少なモデルともいえますね。

Reference:AUTOGESPOT